先月の半ばから夏休みが始まった幼稚園児の娘。
当然だが毎日毎日家にいて「遊んで~」と纏わり付いてくる。
「うるせーな」
と思いつつあんまり放置しておくと、何をしでかすか非常に不安なのでしぶしぶ相手をする。
女の子なのでそんなに激しいアクションを伴う遊びをしないのが救いだ。
でも。
お絵描きとか、折り紙とか(しかし全て『ママも一緒に描いて』とか『作って』とくる)、お人形遊びとかをするたび、いちいちわたしに作ったものの気持ちを代弁させようとするので、こっちは着いていくのにとても苦労する。
お絵描きをすれば「ママ、これは今何をやっているところ?」とか「この子はなんて言ってる?」とか始まって、折り紙でツルを作れば「この子は今『ありがとう』って言ってる?」とか煩い。こっちは「○○ちゃん、ボクを作ってくれてありがとう」とか「○○ちゃんと会えて嬉しいよ」とか一人芝居をしながら作る羽目になるので、終わった頃にはぐったりだ。つくづく今週の静岡が平年並みの気温でよかったよ。
これが先月みたいな猛暑だったら
「うるせー!!」
と怒鳴っていることだろう。
ああ、よかった。
でね。
先日、そんな娘が黙って長時間作業していたので(<もう、これだけでコワイ)
一体何事かと覗いてみたら、先月中ごろにあった幼稚園のお泊りキャンプの絵を描いていた。
親と一晩離れて幼稚園でお友達と過ごしたわけだが、これがなかなか楽しかった模様。
今でも「あー、まだまだみんなと泊まっていたかったなあ!」というので、「そうか、そんなに楽しかったんだね」と微笑ましく思っていた。
描いている絵もキャンプファイアーの様子らしく火の周りで踊って笑っている女の子多数。
そして、キャンプファイヤーでお馴染みのあの歌。
「もーえろよもーえろーよー、ほのおよもーえーろー」
の歌詞まで書いている。
が、しかし。
およそ楽しく微笑ましいその歌詞に似つかわしくない文言を発見。
「エロ」
という字が妙に生々しくわたくしの目に飛び込んできた。
↓
そんな歌詞あったかいな、と思ったら「もえろ」を「もエロ」と書いている。
「・・・・・・・・・」
思わず遠い目になったわたし。
「なんでここだけ「エロ」なんすか」
と娘に聞いたところ
「え」と「ろ」はひらがなが難しいんだよ、との返事。
へーーーー…。そんな理由・・・。
娘は難しいからカタカナで書いたとのことなんだけどもね。
そのまま気にせずキャンプの絵を書き上げた娘を尻目に、あたしったら「エロ」という言葉に反応しすぎか?と、ちょっと大人と子供のピュアさの違いを考えてしまったのでした。
こんなオチでごめんねー。