これは、私が1度目に内リンパ嚢開放術を受け、退院後の話ですニコニコ

 

私は内リンパ嚢開放術を受けても、直ぐにスッキリとめまいから解放されたのではなかったのです悲しいうずまき



私が初めて内リンパ嚢開放術を受けた頃は、3週間の入院期間でした。


3週間の入院は長かったですが、入院している間は家事も子育てもなく、何も考えず、ただ、ゆっくり静養していたという感じでした。


病院での生活は、時間の流れもゆっくりで、早寝早起きの規則正しい生活です。


私には幼い子供がいましたので、子供の事は気がかりではありましたが、その頃はスマホなどもなく、本当に何も考えず、のんびりと本を読んだり、TVを見たりと入院生活を送っていました照れ

 

ところが、3週間の入院を経て、いざ家に帰ると、生活は一変したのでした。

というか、入院する前の日々に戻ったわけなのです。



入院生活の時間の流れが、急に元の生活に戻ると、普段の生活がどんなにハードなものなのかが良く分かりました煽り煽り煽り

 

朝、子供を幼稚園に送り出し、洗濯、掃除、買い物などなどの家事を済ませます。


そして子供が帰宅すると、子供の相手をし、

旦那が帰宅すると夕食の支度をし、

片付けを済ませるとお風呂に入り、

子供を寝かせ付けるアセアセ


ハード過ぎるえーんえーんえーん

 

入院している時は、一度もめまいの発作を起こしたことがなかったのに、退院して普段の生活に戻った途端、再度めまいの発作に襲われ始めました。



それも、3~4日に1回くらいにペースで襲ってくるのです。

 

手術しても必ずしも良くなるとは限らない)とは言われていましたので、

私は手術では良くならない方に入ったのだと思いました悲しい

 

そして、定期検診の時に、担当の先生に、手術前より悪くなっているように思うと伝えました。

 

実は、私の手術を執刀された先生は、私の手術の後、直ぐにアメリカ留学をされ、検診時は、別のめまい専門の先生が担当をされていました。

 

その先生に、私の現状を訴えると、


🥼「手術を執刀をされた先生とは、直ぐにメールでやり取りできるから、聞いてみますので安心して下さい」


そして、先生からのメールの返信は、


PC「内リンパ嚢を開放した後は、内耳が敏感になり、以前よりめまいが酷くなったようになる場合があります。イソバイドの量を1回40mlにして、もう暫らく様子を見て下さい」


との事でした。

 

私は、先生からのメールの内容を信用し、指示通りに従い、様子を見る事にしました。

 

手術から1カ月程経つと、めまいの発作が起きる間隔が、少しずつ長くなってきてるようには感じました。

しかし、相変わらずめまいの発作は治まりませんでしたうずまきショボーン

 

次の検診の時、担当の先生に現状をお話しすると、


🥼「次の段階として、内耳破壊術というのがあるんです」


内耳破壊術…とても怖いイメージを持ちました。

 

お母さん「でも、それでめまいは治まりますか?」

 

🥼「回転性のめまいは治まりますが、今残っている聴力は完全に無くなってしまいます。

そして、首を横に振る時、頭の中が数秒遅れて付いてくる感覚が続きます」


と言われました。

 

頭の中が数秒遅れてついてくる

この感覚はめまいを起こした事がある人には、なんとなく理解できるのではないでしょうか。

 

この内耳破壊術の話を聞いて、現在聴力はほぼ無いに等しい状態だし、めまいが治まるなら、破壊術をしても良いかとも考えました。

 

でも、執刀医の先生は、

「もう少し様子を見て下さい。3か月から半年くらい」


と言われました。

 

手術の結果を計るのに、そんなに時間がかかるんだ…ガーン

 

正直、辛いなぁと思いました悲しい

 

ただ、内リンパ嚢開放術に至るまでに掛かった年数や苦労を考えると、先生の言われる通り、もう少し結果を待ってみようと考えました。

 



そして、3か月くらい経ったある日、自宅で掃除をしていると、また、めまい発作が起こる兆候が身体に襲ってきました。

(あ、めまい発作が起こりそう)

そう思った時、耳の中でスッとめまいをかわすような感覚が起きて、めまいの発作に至らなかったんです。

 

あれ?今の何だろう…びっくり

とても不思議な感覚でした。

 

そして、その現象が起きてからは、めまいの発作が起きることはなくなりました。

 

とうとう、長かっためまいとの戦いに勝った!爆笑

という気持ちになりました。

 

そして、めまい発作が起きないという自信が出てからは、子供と色んなと所に遊びに行きました。

車に乗って遠出したり、仕事も始めることができました。



 

めまい発作から解放されて、私も嬉しかったけれど、

元気になった私を見て、一番喜んでいたのは娘かもしれません。

 

私は、めまいの発作に悩み、落ち込み、イライラしたこともありました。

それを、いつも隣で心配したり、私の体調の悪い時は一人遊びをしたり、色んな事を我慢させていたと思います。


娘の楽しそうな笑顔を見ると、安堵すると共に、時間はかかったけど、頑張って良かったと心から思いましたおねがい



ここに記載した話は、2001年に私が内リンパ嚢開放術を初めて受けた時の話です。

あれから、20年以上が経過し、手術の症例も増え、日々医療は進歩していると思います。

そして、現在では、手術後の回復度合いによりますが、入院期間は短くなっているようです。

実際、私の2度目の手術時は、1週間の入院でした。


今現在、メニエール病を患っている方、そして、これから手術を受けようと検討している方がいらっしゃると思いますが、私のこの記事は私のケースなので、術後にどのような経過を辿るかは、その人それぞれです。


手術して、術後直ぐにスッキリと治る方もいらっしゃると聞いています。

私も、術後は長くかかりましたが、結果的にめまいから解放されました。

 

温存療法で治療されていかれる方、手術療法に踏み切る方など、治療方法の選択も様々です。

いずれにしても、主治医の先生と良く相談して、決めて頂くようにお願いします。