日本の女子高等教育を拓き新5千円札の顔にも選ばれた教育者、津田梅子の生涯を、わくわくする漫画と分かりやすい解説記事で紹介します。明治維新直後に日本初の女子留学生として弱冠6歳で渡米し、十年を超える留学生活から帰国した梅子は、アメリカで知った「学ぶことの素晴らしさ」を日本の女性たちにも伝えようとしますが…?女子教育を志す同志たちとの絆や津田塾大学創立までの苦心を、ドラマチックに描き出します。

 

 

新5千円札の顔としても注目される 津田梅子。彼女は、日本の女子教育に大きな功績を残した人物です。

今回紹介するのは、そんな津田梅子の生涯を 漫画でわかりやすく描いた津田梅子 (コミック版世界の伝記 56)」です。

6歳でアメリカへ

江戸時代末期、武士の家に生まれた梅子は、わずか6歳で日本初の女子留学生としてアメリカへ渡ります。慣れない土地、言葉、文化の中で、梅子は孤独と闘いながらも懸命に学び続けます。

日本の女性のために

10年以上の留学生活を終えて帰国した梅子は、日本の女性たちにも学ぶ機会を与えようと、女子教育に尽力します。

しかし、当時は女性が学ぶことに対する偏見が根強く、梅子は多くの困難に直面します。