私はシングルマザーです。
もちろん、まさかシングルマザーになるなんて想像もしていませんでしたがw。
女優として憑依型だった私は、息子に安心と安定を与えたい、役の影響を息子に与えたくない
その想いから、女優業を引退しました。
もちろん、経済的に安定するため、でもあります。私は養育費をもらっていません。
女優業という不安感な仕事を続ける事は現実的ではありませんでした。
表現という情熱を、今はファッションデザイナー、スタイリストとして。
第二の人生として楽しんでいます。
日本人はブランド品が好き。
私も例に漏れずです...
かつては、
日本人がブランド好きなのは
ファッションセンスに自信がないから、ブランド物を着れば「これ高かったんだから。CHANELなの」といえば。
似合ってなくても変なデザインでもネーミングで
「そうなの?すごーい!やっぱり庶民には見る目がないから分からなかった〜笑」
ステイタスを着る、この一連の流れのためでしょう?
と思ってました。まぁ全くその要素がないと言えば嘘にはなるけれど...w
若さゆえ色んなところが尖っていましたね。
服を真剣に扱うにつれて、デザイナーを知るにつれて...ハイブランドの素晴らしさに魅了されます。それは...
"使っている生地のレベルが違う"
ポリエステルじゃない、シルク。レースもイタリア製の最高峰。ビーズじゃない、クリスタル。そしてただのコットンだとしても、カッティング、裾や袖はただ縫うだけじゃない始末の方法のバリエーション...
私の部屋着はほぼH&Mとしまむらという事実はさておき...
ハイブランドの素材は素晴らしい。
でもデザインは時代とともに古くなる、流行りから外れて、誇りを被っていく...
最高の素材にもう一度、息を吹き込みたい...
そう思ったのがリユース・デザイナーになったきっかけです。
方法はもう、染めたり削ったり裂いたり、オイルぬったり貼りつけたりバラバラにして縫い直したり鍋で煮たりと
全くエレガントじゃないんです笑。
でも、そうやって素材と向き合って出来た作品は一点物...
ハイブランドでもプレタポルテ(既製服)は誰かが持っている。
でも私がリユース・デザインした作品は、世界で一つだけ。
オーダーならさらに、そこにクライアント様の個性を反映させられる。
引きこもりで縫い物ばかりしているけれど、最高峰の素材に触れるのは
シンデレラを魔法にかけていくような気分です。
アイデアの段階ですが...
私の作る作品で、彼女たちが輝く姿を見たいです。救い上げる、なんて。
私の方が救われています。
服は女性にとって戦闘服、と言われています。
私は活動家ではありません。
デザイナーでスタイリスト、モデルで元女優でシングルマザー。活動的な人間ではある。
勇気ある美しい女性たちの服をデザインしたいと思っています。
皆さん、ぜひ彼女達たちの輝いている姿を再び見るために
そのために、彼女たちと、彼女たちを支える全ての人々を応援してください。
それが、彼女達が告発することによって失ったものを取り戻し、肉体や精神の限界という犠牲を払ってまで、求めた夢を叶える第一歩になる...
私に出来るすべてを、彼女たちに捧げたい
それが私の願いです。
勇気をくれた人たちのため。
この想いは、ファッションへの情熱よりも深い、人間としての思い。
必ず叶えて見せます。
皆さんに、真の美しさをお見せして見せます。