甲子園出場を懸けて、各地で高校野球の都道府県大会が行われています。長野県大会も今日から準々決勝となり、我が家も朝から、長野オリンピックスタジアムへ行って来ました。



高校野球を観に行ったのは2019年以来、4年ぶり。ここ3年は新型コロナウィルス感染拡大で大会が中止になったり、我が家が観戦を見合わせていました。午前9時半試合開始でしたが、朝から暑かったので日陰のある席はかなり埋まっていましたね。開始40分前に着きましたが、何とか涼しい場所を確保出来ました(笑)。


第一試合の上田西高校vs東海大諏訪高校の試合を観戦。



上田西は今大会の優勝候補筆頭。甲子園には夏2回、春1回出場経験があり、夏は8年ぶりの出場を目指しています。対する東海大諏訪は夏1回、春3回の甲子園出場経験があり、夏は校名が東海大三高校だった1996年に長野県代表となりました。過去の実績では互角と言っても良いでしょう。


この試合を観戦した最大の理由は、上田西のショートを守る横山聖哉君のプレーを観ることでした。


181cm82kgという恵まれた体格を持つ大型内野手。プロ野球のスカウトからも注目されていて、中には『オリックス紅林以来の逸材』と評価しているチームもあると言われています。



背番号6が横山君ですが、確かに他の選手よりも大きく、ガッチリしているのが分かりますね。試合前のキャッチボールなどでもレベルが違うなと感じました。


そして試合開始。



ユニフォームが似ていますが(笑)、手前の水色なのが東海大諏訪、濃いグレーが上田西です。


注目していた横山君がショートを守り、左打者ということで、我が家は三塁側から観戦。一塁側スタンドには上田西の生徒や父兄などが多数いて、大きな声援を送っていましたね。



1回裏に上田西は、先頭打者のフォアボールをきっかけに一死3塁のチャンスを作ります。続く打者はセカンドゴロでしたが、東海大諏訪のエラーで上田西が1点を先制。



4回裏、上田西は一死満塁のチャンスを作り、センター前ヒットで2-0となります。



ここから両チーム得点が入らず、試合は動きませんでしたが、試合を優勢に進めていたのは東海大諏訪でしたね。


上田西の先発はエースナンバーを背負う権田君。



ストレートは140キロ前半を投げ、レベルの高いピッチャーでしたが、7回表が始まると球速が100~110キロぐらいしか出なくなり、一度ベンチに下がります。午前11時ぐらいでもかなり暑かったですし、熱中症か脱水症状か・・・。一度マウンドには戻りますが、連続でランナーを出したところでピッチャー交代。



東海大諏訪は無死1・2塁という最大のチャンスでしたが無得点。あと一本が出ませんでしたね。



試合はそのまま2-0で終了。



上田西が勝利し、準決勝進出を決めました。予想に反して投手戦となりましたが、両チームとも暑い中、本当に頑張ってプレーしていましたね。東海大諏訪もまとまりがあり、素晴らしいチームでした。


注目していた横山君ですが、打つ方ではノーヒット。ライトへライナーの鋭い打球はありましたが、惜しくもファールでした。



長距離砲というより、中距離砲という印象を持ちましたが、それ以上に守備のレベルが高かったです。捕ってから投げるまでが速いですし、スローイングも良かったですね。あくまでも私の印象ですが、オリックス紅林よりもソフトバンク今宮に近い雰囲気も感じました。



マリーンズのショートは、一軍に22歳の友杉がいて、二軍には共に18歳の金田、育成の勝又という有望な若手がいるので、ドラフトで指名する可能性は低いでしょうが、今年のドラフトで他球団に指名されてもおかしくない逸材だなと感じました。これからが楽しみな選手です。