長野県にある市町村を一つずつ紹介していきます。



今回は上伊那郡中川村です。



【中川村】
●人口…4537人
●面積…77.05k㎡
●村の花…イチョウラン
●村の木…ヒノキ

 

 

 

長野県南部に位置する自然豊かな村です。

 

 

村内には天竜川が流れ、南アルプスや中央アルプスといった雄大な山々を眺めることが出来ます。

 

 

 

川だけでなく、国道や鉄道も南北を横断するように形成、発達してきた歴史があります。

 

 

天竜川に架かる坂戸橋は県道217号線にある橋ですが、村内の大動脈である国道153号線と県道18号線を結ぶ重要な役割を果たしています。

 

 

 

1933年に建設された歴史ある橋ですが、鉄筋コンクリート製単アーチ橋としては1965年以前に造られたものでは日本一の長さを誇っているそうで、2020年には国の重要文化財に指定されました。

 

 

シンボル的な存在となっているのが、標高1445mの陣馬形山。

 

 

 

頂上には展望台があり、眼下には伊那谷が一望でき、南アルプスや中央アルプスだけでなく、北アルプスも眺めることが出来ます。頂上付近にはキャンプ場も整備されており、天空のキャンプ場として知られています。

 

 

大草城址公園にはかつてお城が存在していましたが、現在は桜の名所として知られています。

 

 

 

桜のバックにはアルプスの山々を眺めることができ、写真スポットとしても人気がありますね。

 

 

村内にある宿泊施設望岳荘の中にはハチ博物館があります。

 

 

 

全長4.1mの巨大ハチの巣など、貴重な展示品の数々を見ることが出来ますが、中川村はハチミツが特産品として有名です。

 

 

米澤酒造は造り酒屋ですが、今錦、おたまじゃくし、年輪といった銘柄のお酒を製造しています。

 

 

 

現在は伊那食品工業の子会社となっており、こちらとの関連は無いようですが、駒ケ根市に本社がある養命酒製造株式会社は中川村がルーツと言われています。そのことからも、酒造りの歴史は長いことが分かりますね。

 

 

 

飯田市と駒ケ根市の中間ぐらいに位置する自然豊かな中川村。良いところですので、機会があったら訪れていただきたい村です。