今季初めて、信濃グランセローズの試合に参戦してきました。
13時から松本市野球場で行われた新潟戦。お天気が心配でしたが、途中雨は降っていたものの、最後まで試合が行われました。
本日のスタメンですが・・・今季は野手が大幅に入れ替わったグランセローズ。スタメンの中で昨年在籍していた選手は小西、澤端、濱田、投手の鈴木も含めても４人のみ。半数以上が新入団選手となっています。
対戦する新潟を率いるのは、90年代にヤクルトで活躍した橋上秀樹監督。
そして・・・
中央にいるひと際背の高い選手に見覚えが・・・昨年までオリックスに在籍していた吉田一将。
今季からＢＣリーグで野球を続けていますが、果たしてこの日の登板はあるのか・・・！？
新潟の投手コーチを務めているのは、巨人で11年間プレーした野間口貴彦。
ＮＰＢでも活躍した選手が首脳陣、選手として在籍しています。
試合ですが、グランセローズの先発は鈴木。
昨年も在籍していましたが、速球が魅力の投手。この日も140キロ台後半の数字が出ていましたね。初回は無失点に抑えますが、２回表に連打を浴びるなど２点を奪われます。
ベンチからマウンドに向かったのは、昨年までオリックスでプレーし、今季から投手兼任コーチとして加わった荒西祐大。
柳沢監督も出てきたので、ここでピッチャー交代かと思いきや・・・
代えたのはピッチャーではなく、キャッチャーでした。
濱田から落合に代わった途端、鈴木が自分のリズムを取り戻し、後続をきっちり抑えましたね。正直驚きましたが、巨人や中日などでキャッチャーとして活躍した柳沢裕一監督から見て、思うところがあったのでしょう。この“ズバッ”と選手交代をした采配がこの試合の大きなポイントだったと思います。
その裏にグランセローズが猛攻を見せ、大川のタイムリー２ベース、南出のタイムリーで２－２の同点に追いつきます。さらに押し出しで３－２と勝ち越すと、４番小西がセンターオーバーの走者一掃となるタイムリー３ベース。
初回のチャンスで小西は併殺打で無得点となり、２回表の２失点に繋がっていたので、今回は４番の仕事をきっちりしてくれました。
２回裏に一挙６点を奪って、試合をひっくり返してしまいました。
今季はホームランバッターが少ない打線ですが、コツコツと繋いで得点を奪うスタイルですね。どこかの千葉のチームと似ている部分がありますが・・・(笑)。
３回以降は両チーム得点が入らず、先発鈴木は６回を投げ切り、７回表からは佐々木がマウンドへ上がります。
佐々木と言えば・・・ちょうど一年前に、ここ松本市野球場で行われた試合で最終回に大炎上して敗れたことが脳裏をよぎりました。しかしこの日は安定感抜群で、１回無失点に抑えます。８回表に３番手の吉原が３点を奪われ、９回のマウンドには塩田が上がりました。
『うぉ～りゃ～！！』と声を上げながら投げるピッチングに心を奪われたわたくし(笑)。
気持ちが強く、ストレートも威力があって守護神向きのピッチャーですね。
簡単に２アウトを取り、ファーストが弾いた球を塩田がカバーし、一塁ベースへ頭から突っ込み、アウトにしようという気合いを見せますが、判定はセーフ・・・現地で観ていても明らかにアウトでした。次の打者をライトフライに打ち取り、試合終了。７回裏に１点を追加したグランセローズが８－５で勝ちました。
新潟が負けていたこともあり、期待していた吉田一将のピッチングは観れませんでした・・・。これはまた次のお楽しみということで・・・。
試合終了後の挨拶で、ロッテ、日本ハム、巨人で内野手としてプレーした高口隆行の姿もありました。
今季からグランセローズで野手総合コーチを務めています。
その後、勝利監督インタビューがありましたが、柳沢監督の口から驚きの言葉が飛び出しました。
『これを言ってはいけないのかもしれませんが・・・最後のあのプレーは・・・塩田も必死にプレーしていたので、気持ちよく終わりたかったんですけどね・・・。』という感じで、誰もがモヤモヤしたあの判定について触れてくれました。審判もしっかりやって欲しいという内容でしたし、“ズバッ”と言ってくれた柳沢監督にあっぱれです！！余談ですが、マリーンズの試合は全く観れませんでしたが、今日の試合でも審判（白井球審）の対応で色々あったみたいで・・・。審判も人間なのでミスはあるでしょうけど、勝敗にもかかわることなので、もっとしっかりして欲しいですね。
昨年はグランセローズの勝ち試合を観ることが出来なかったので、２年ぶりに現地で勝利を味わうことが出来ました。次は５月７日の試合に参戦出来ればと思っています。