先日、ニュースでもやっていましたが、JR大糸線の一部区間について、存続に向けた話し合いをするそうですね。
JR大糸線は松本駅から新潟県の糸魚川駅間を走る約100キロの路線です。松本駅~南小谷駅はJR東日本、南小谷駅~糸魚川駅はJR西日本が管轄。JR東日本管轄内は電化しているのに対し、JR西日本管轄内は非電化路線となっているなど、南と北で状況が大きく異なっています。これは、大糸線を建設、延伸する際の鉄道会社が異なるなど、歴史的な背景があるみたいですね。
水色と緑色のラインが入った車両は、松本~南小谷間を走っているもの。
オレンジ色と赤色のラインが入った車両は、南小谷~糸魚川を走っているもの。
JR西日本の区間が電化されていないため、南小谷駅で一度乗り換える必要があります。
今回、存続について話し合われるのは南小谷~糸魚川の35.3km区間。長野県内でも南小谷、中土、北小谷の3つの駅が関係してきます。もし、この区間が廃止となればバスなどによる代替輸送となるそうですが、賛成・反対どちらの言い分も分かるので、複雑な気持ちですね。
わたくし自身、白馬村や小谷村方面は仕事で9年間お世話になった土地でもありますし、一時期は足を延ばして糸魚川市のお客様のところへも行っていたこともあり、大切な場所です。車を運転できない方、高齢者、学生など、電車が無いと困る方も多いでしょうからね。
『大糸線』という名前は、(信濃)大町と糸魚川の頭文字をそれぞれ取ってつけたもの。糸魚川まで繋がってこその大糸線ですからね。今回の件は新潟県側の方が大きな影響があるでしょうし、何とか円満な形で話がまとまることを願っています。