9月24日。ついにこの日が来てしまいました。
サブローの引退試合からもちょうど1年が経ちました。去年は9時過ぎに到着してグッズが買えるまで2時間半以上・・・。
その反省もあって、今回は新宿に前泊して8時にマリン入り。グッズは9時から販売開始となり、30分ちょっとで無事ゲットできました。順調でむしろ時間が余ったくらい・・・(笑)。
過去の引退試合と同様に、巨大なパネルが設置されていましたね。
コンコースには等身大パネル。ホークスやホワイトソックス時代のものも含めて、他にも数ヶ所で観ることが出来ました。
マリーンズショップでは、ユニフォームをはじめ、貴重なものが数多く特別展示されていましたね。
球場内外のあらゆるモノを見て、この日で引退するんだなと少しずつ実感が湧いてきました・・・。
試合開始が近づくにつれ、混雑が激しくなってきたので早めに昼食を確保。
8月にいただいて気に入ったスマイルデリのガパオ丼。今回はガパオと塩麹豚肉の2種のせ丼をいただきました。
美味しいのはもちろんですが、量も満足できますし、今回も大当たりです。野菜たっぷり、レモンを付けるとよりさっぱりいただけましたね。
お腹を満たして着席すると、全員が“6番”を着けているではありませんか。
井口へのサプライズということでしたが、これには驚きました。
試合前の守備練習。
井口と福浦が並ぶファーストベース前。この光景を見るのもこの日が最後。
わたくしが観る時はなぜか、右に井口、左に福浦という構図。
これとは逆で左から背番号6、背番号9という写真を撮りたいと狙っていたんですよね・・・わたくしが6月9日生まれなので・・・。
引退試合がラストチャンスだと思っていたんですが、全員が背番号6を着けていたため、残念ながら実現できず・・・。
今季ラスト参戦となるわたくしにとって、マリーンズのユニフォームを着た伊東監督を観ることが出来るのはこの日が最後。
今年一年に関しては言いたいことはありますが、在任5年間に関しては感謝しかありません。恵まれているとは言えない戦力で本当によく頑張ってくれたと思います。
少し早いですが、伊東監督お疲れさまでした。
マリーンズ先発は涌井。
この日は素晴らしいピッチングでしたね。初回から飛ばしているなって思いましたし、圧巻の奪三振ショーでしたよね。
引退する井口に対して、選手一人ひとりのメッセージが書かれていました。
角中のこの言葉・・・わたくしも願いたいです。
2回裏、井口の第1打席・・・
鋭いライナー性の打球を放ち、レフト前ヒット。
いきなりヒットで結果を残すところはさすがです。
0-0で迎えた3回裏でした。
加藤がライトへソロホームラン。
打った瞬間、入ると分かる素晴らしい打球でしたね。
4回表、ファイターズ大谷から三振を奪い、通算1500奪三振。
5回表終了までに9奪三振でしたし、安定感抜群でした。
4回裏の井口第2打席はセカンドゴロ。
試合はこのまま1-0で進みます。
しかし・・・
左手を気にするしぐさを見せて一度ベンチへ引き上げる涌井。
戻ってきたので大丈夫かなと思ったら、今度は右足・・・。
残念ながらここで降板となりました。
2番手は松永でしたが、無失点に抑えます。
やはりピッチャーが“背番号6”というのは違和感を感じますね。涌井は“16”なので、まだ違和感は少なかったですけど・・・。
6回裏の第3打席は空振り三振。
7回、8回は南と大谷が失点して1-3と逆転をされてしまいますが、最終回に劇的なことが待っていました。
井口と共に自主トレを行ってきた清田が代打で登場。
ライト前ヒットで出塁します。
打席に向かう背番号6。
これが最後の打席になってしまうかもと覚悟しました。
増井の4球目を振りぬいた打球は、バックスクリーン右へ。
フェンス直撃かと思いましたが、ホームラン!!
引退試合に向けて1ヶ月の調整期間がありました。右中間方向へ強い打球が打てるように準備すると言っていた井口。
有言実行、カッコ良すぎます。本当に辞めてしまうのか、辞める必要はあるのか、何なら取り消してもいいんだよ・・・色んな感情が湧いてきましたね。
井口のホームランで3-3の同点に追いつき、試合は延長戦に突入。
11回裏に回ってきた第5打席はライトフライ。
これが現役最後の打席となりました。
10回以降、ファイターズ打線を無得点の抑えた投手陣。試合の負けは無くなりました。
試合はS席で観戦していたわたくしですが、ここで2つの“目的”があり(うち1つは書くのを控えますが…笑)3塁側の内野自由席へ移動。
12回裏に代打肘井がレフトへの2ベースで出塁。
その後、1アウト2・3塁のチャンスを作り、大地がライトへサヨナラヒット!
キャプテンの一振りで4-3で勝利しました。
勝利したので“We Are”です。
もちろん、サヨナラヒットを打った大地が仕切ります。
実は、これが“目的”だったんですよね。
もし勝ったら、井口も“We Are”をやるんじゃないかと・・・。
自分の座っていたところだと“We Are”の写真を撮るには微妙な位置だったんですよね。移動して正解でした。井口だけでなく、福浦も、そして全員参加による貴重な“We Are”となりましたね。
長くなりましたので、前編と後編に分けて書きたいと思います。