年長の約1年間、市のことば教室に通っていた息子。
言語聴覚士の先生からは特に大きな問題はなさそうだということで、
ことばの教室でも後半はいつもトランプやらすごろくやら、ゲームばかりしてました。
そして昨年12月(6歳6ヶ月)に知能検査を受けました。
結果は、
言語性という耳で聞いた言葉を理解して処理する能力がボーダーライン(ボーダーより下だと発達障害)。
動作性という目で見て理解して処理する能力が実年齢より上。
言語性の中でいくつか項目に分かれており、一番評価点が低いものだと単語を説明する力で4歳…。他に「知識」「理解」など項目があるのですが、どれも1年は遅れてます。
ちなみにこのテストは先生と向かい合って言葉だけでやりとりをします。
動作性の方は迷路や積み木など、具体物を使ってのテストです。
こちらは息子は得意な方なので集中してやっていました。
言語性と動作性のIQが通常は10差があると「離れてるね」となるところ、息子の場合はなんと40も差がありました。先生も驚いていましたが、かなりの凹凸があるということですよね。
息子の場合は耳だけで聞いた情報を理解すること、そして頭の中で文章をつくって言葉にすることが苦手。逆に目で見た情報を処理して、記憶するのが得意ということがわかりました。
いわゆる視覚優位というやつですね。
しかも息子の場合は圧倒的に視覚の方が優位。
でもこの結果を見てかなり納得しました。
普段の生活でも視覚で捉えたものを驚くほど記憶しています。
それと、我が家ではずっと学習の目安としてしまじろうのこどもチャレンジをしていますが、それもちゃんと教えればできている。
ひらがな・カタカナの読み書きも問題ない。(むしろ親は教えてないのに勝手にお風呂ポスターで覚えてくれた。目で見て覚えるのが得意なせいか書きもほとんど練習してないが書けるようになっていた)
迷路や積み木、点描写など得意でサクサクやる。
それなのに言葉になるとどうしてこんなに遅れているのかな…、とずっと不思議で仕方なかったのですが、この結果を見てストンと腑に落ちました。
先生にも「お母さんが感じていたことが結果として出ましたね」と言われました。
先生からのコメントによると、
「まとめて伝えることが上手に言えるようになる前の段階で、わかってはいるけれどもどう説明していいのかよくわからないために、自分の経験やその物事に関係することを多く話してなんとか説明しようと頑張っています」
「見て分かることが多い分『ことば』への関心がうすくなりやすい傾向にあると思われます。今後小学校の国語では読むことも増えるため、そういう中で知らない言葉への興味が出て、語彙が増えると表現もしやすくなってくると思われます」
対応としては、苦手な部分を教え込むのではなく、得意な方を伸ばしてあげて苦手な部分も底上げされていくといいですね、とのこと。
小学校の授業では板書したり具体物を使って授業をするので、勉強に遅れることはないであろうとのことでした。
ただ、耳だけで聞くような先生の指示などは最初の方は聞き取れなくて大変かもしれないと言われました。
この結果を受けてから、どうやって息子の得意な部分を伸ばしていったらいいのか、本を読んだりネットで調べたりしていますが、こればっかりは難しいですね。
実際入学して言葉に問題はないのかは次の記事に書きます。