(ギャー!!!)
夜中1時。
最近この時間に、悪夢で目が覚める。
昨夜の夢なんて、ドクロとゾンビに群がられる夢で、
もう死神にも狙われている気がしてきた…
あの手術以来,なかなか元気が出ない。
私が毎日,遠くの病院まで通院して、暗い顔をしているのは知ってるはずなのに、
風さんの,人の悪口と風俗自慢は、ますます激しくなる一方で、
それから逃げるために、
起床(風さんがまだ寝ている間に起きて部屋を出る)から消灯まで、
ほぼ談話室や学習室で過ごすようになった。
たまには休憩時間に、数分でもいいから部屋のベッドで休みたかったが、
彼女の弾丸のような話は、普段でも私の心臓にかなりのストレスをかけていて、
今の弱った体や精神状態だと、病気が再発する恐れがあった。
だが、そうやって他の部屋に逃げても、
他の高次脳患者(←今回は感情のコントロールができない人のみを指す)が
ゾンビのように私に寄ってくるのだ。
そして怒りを露わにしながら、人の悪口を言い続ける。
結局,風さんから逃げても、どこに行っても似たようなもの😞
段々分かってきたが、感情に障害を抱えてる人同士は集まらないし、
話をしない。
(話をすれば喧嘩になるから当たり前だが)
見ていると、正にゾンビの行動に似ているのだ。
この事から私は、“バタリアン” という昔の映画を思い出した。
ゾンビ映画なのに爆笑してしまう,ふざけた下品な映画だったが、
今考えてみたら、深いのだ。
その映画の中で、ゾンビは人間の脳を食べる。
なぜ食べるかというと、脳を食べると死の痛みが和らぐから、らしい。
この “食べる” を “話す” に置き換えると、
ゾンビは生身の人間の脳を食べる為に襲って来る。
≒ 脳の一部が死んだ人は、まともなの人間の脳を求めて寄って来る。
( ここで唯一,高次脳の症状が無い私と、話をする為に寄って来る。)
→ まともな脳に自分の感情を聞いてもらえると、その時だけでも心が落ち着くから
(痛みが和らぐから)。
彼らは私の行動を常に観察して把握していて、一日中つけ回す。
もし私がいないと、見つけるまで探し回るのだ。
こんな事を考えてる事自体,
実は私が一番頭がやられてるのかもしれないが、
彼らの目つき,話し方,しつこさ,私への強い依存を見ていると、
そう考えずにはいられない。
医師の友人に言ったら苦笑いしてたが、
この病気についてただ知識を持ってるだけの人よりは、
ゾンビの大群の中にいきなり突き落とされて、2ヶ月生きてる私の方が、
よっぽど彼らについて理解しているつもりだ。
(今は愛情すら湧いてきた。)
次回は遂にゾンビにキレます。
Amritsar, India
