私は結構子供の頃から変わった病気をする子だった。

稀な猩紅熱、肺結核、今回の高度異形成という感染症にも弱い。

元々 ストレスをためやすい人間関係では弱者に回りがちなタイプで、身体も細いので免疫力が弱いのかもしれない。

15歳の時に、胸にしこりが触れて、繊維種であった。しかも、再発したので2回 手術室に入った。

 

今回円錐切除術で3回目の手術をしたのだが、経験がないと どんな恐ろしい空間なのかと想像してしまうものです。

手術内容や、日帰り・入院、病院によっても誤差はありますが、だいたいこんな感じ♪

 

  • 準備:場所によって除毛をしたり、食事制限があったりします。手術着を着て、頭にはキャップをかぶります。
  • 行き方:日帰りだと手術室前の控室で集合。入院だとベッドから看護師さんに付き添われて歩いて手術室前まで行きます。看護師さんは手術室で交代します。
  • 入口:ここからは滅菌管理された聖域です。自動ドアがあって、そこをくぐることになります。The Gateという感じ。家族もここまで。
  • 入口の中:割と普通の廊下があり、日帰りの方はここで着替えをしたり、荷物をロッカーに入れたり。担当看護師以外、スタッフが少ない静かな空間です。
  • 手術室:ストレッチャーに寝た状態で手術室に運ばれます。なので、天井しか見えない。入ると明るくて、スタッフが4-5人くらいいるでしょうか。執刀医と教授先生と、看護師2-3人?10畳くらいの部屋で機材がたくさん。実験室のような、台所のような。
  • 雰囲気:手術室のスタッフって、すごく明るくてハキハキしています。元気に励ましてくれるので、怖い~とかドキドキする~とか うっかりこぼしてもいいと思う。でも、入ってすぐに ストレッチャーから手術台に乗り移ったり、麻酔かけたり、布をかけたり、手術着脱がしたり、軽く固定したりワサワサしているので、患者もグチが暇もない。音楽は、私の時はなかった。
  • 痛み:円錐切除では鎮静剤で眠っていたので記憶なし。胸の腫瘍を取る手術の時は、麻酔でゴム版になったような感触で、そのゴム版を触られている感じはあった。すごく痛くはなくても引っ張られたり、押されて「ううっ」「いや~ん」となることはあって、「くちゅくちゅ」とした水音も聞こえた。途中、看護師さんが「もうすぐ終わるよ~」とか声をかけてくれたりします。スタッフの声も聞こえます。縫いに入ると、1針1針切り止めするようで、ハサミでパチンパチン切るおとが聞こえる。少々生生しいが、たいしたことはない。
  • 視覚:布が首の下までかかるので、真上しか見えない。それが逆に安心です。ライトは眩しい。
  • 触覚:手術台は、マッサージベッドのような感触。そこそこクッションもあり、婦人科用は内診台と同じ。冷たくもない。ベルトで軽く固定されるが、きつくもなく さほど恐怖感はない。
  • 聴覚:医師や看護師の明るい声と励まし、笑い声すらあります。スタッフは慣れていてリラックスした雰囲気。「はい、●●手術ね~、例のパターンでやりますよ、ではよろしく。」的な。
  • 終了後:ストレッチャーで先ほどの入口の内側まで帰ります。入院の場合は、そこから病室まで寝たまま運ばれる。
私の経験は、比較的簡単な手術なので、こんな感じでした。
怖い感じは、あまりないし、そんな暇もない。