梅雨入り宣言があり、毎日が蒸し暑い。

 

いつも気にならない匂いが気になる。

 

汗・・・湿っけた匂い・・・

駅への散歩道、むせるような草の匂いがする。

ふと「草いきれ」という言葉が浮かんできた。

 

でも、これってホントにあった?と不安になる。

昔の文学、小説にはうっとりするような言葉がきらりと光り、文章追う目が留まったもの。

 

言葉って、使っていないと忘れていき、やがてなかったものになる。

「死語」って言うでしょ・・・

 

気になるから、ググってみました。

 

夏の炎暑ころなどに、草むらの中が高温多湿になる現象をいう。日射が強く、風速が弱いときは葉温は気温より5℃以上も高くなっている。また葉面からの蒸散作用湿度を高くする。これらが草いきれの原因である。昔の旅人にとっては草いきれの苦熱は耐えがたいものであった。古くからあることばであり、夏の季語である。

根本順吉

 

まだ、夏ではないけど最近の気温の高さはまさに夏の炎暑。

葉温が気温より5℃以上も高いって・・・どうりで、よこを歩いただけでもわ~~~とした湿気を帯びた空気がまとわりつく。

 

五感を磨く・・・そんな言葉が浮かんでくる。

これはいやでも、嗅覚、触覚フル回転だわ!

 

青臭い草の匂いは、遠い子供の頃の記憶を運んでくれる。

 

家の路地の湿った土の匂い。

幼馴染の友達の顔。

いろんな人の顔顔顔・・・

 

家にこもることが多い毎日で、新鮮なひと時。

 

外に出ないとね!

 

五感の刺激を受け止めて、生きている実感をココロとカラダで感じて・・・

 

それを表現する。

 

それが人間だから・・・