大相撲 霧馬山 大関昇進が正式決定「大関の名を汚さぬよう」 | チェンマイにロングステイして

チェンマイにロングステイして

穏やかに流れる時間や自然の多さが気に入り2012年6月にチェンマイに来ました。

 

日本相撲協会は31日、名古屋場所(7月9日初日)の番付編成会議と臨時理事会を開き、関脇霧馬山(27)(本名ビャンブチュルン・ハグワスレン、モンゴル出身、陸奥部屋)の大関昇進を正式決定した。

大相撲夏場所千秋楽の28日、関脇霧馬山関(27)が大関昇進を確実にした。この日は敗れて11勝4敗で場所を終えたが、大関の座を手中にしたことを報道陣から聞かされると「うれしいです。よかった」と満面の笑みを浮かべた。

 霧馬山関は今年1月の初場所は小結で11勝、初優勝を飾った3月の春場所は関脇で12勝を挙げており、直近3場所で合計34勝と、大関昇進には十分の勝ち星を挙げていた。

 関脇豊昇龍関に敗れた千秋楽の一番については「勝って終わりたかった」と悔しがった。ただ来場所へ「もっと稽古して、大きな目標を立てて頑張っていく。負けない気持ちでやりたい」と誓った。

 18歳でモンゴルから来日し、初土俵から8年。初優勝の際には「夢がかなった」と喜んだ。2か月後、さらに夢の続きがあった。日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「重圧に耐えてよく頑張った。負けなくなり、力をつけている」と評価した。


 モンゴルの首都ウランバートルから車で6時間の所にある実家から、両親も来日した。この日の国技館では観戦しなかったというが、自らの給料で遊牧民の父へ仕送りをするなど家族思いの霧馬山関にとって、絶好の親孝行になった。

相撲協会の使者が東京都墨田区の陸奥部屋を訪れて昇進を伝えると、霧馬山は「大関の名を汚さぬよう今まで以上に稽古して頑張ります」と口上を述べた。モンゴル出身の大関は6人目。名古屋場所は「1横綱2大関」の番付となる。

大関昇進の霧馬山、「霧島」に改名へ…師匠・陸奥親方のしこ名を継承
 大関昇進が正式に決まった霧馬山(27)(陸奥部屋)がしこ名を「霧島」に改名することが31日の昇進伝達式後、明らかにされた。師匠の陸奥親方(元大関霧島)のしこ名を継承