高円宮妃の久子さまと長女の承子さまはヨルダンの皇太子の結婚式に参列するため、羽田空港を出発されました。
久子さまは28日午後9時40分ごろ、見送りの宮内庁幹部らと笑顔であいさつを交わして飛行機に乗り込まれました。
また、承子さまは29日午前0時半すぎ、搭乗口で職員らに見送られ、別の便で、ヨルダンに向けて羽田空港を出発されました。
お二人は、ヨルダンのアブドラ国王夫妻からの招待を受けて、来月1日に首都アンマンで行われるフセイン皇太子の結婚式に参列されます。
現地では、パレスチナ難民キャンプなども視察し、来月3日にそれぞれ別の便で帰国されるということです。
宮内庁によりますと、承子さまが外国を公式訪問されるのは今回が初めてだということです。
アブドラ国王夫妻とフセイン皇太子は、先月、日本を訪れていて、天皇皇后両陛下は皇居の御所で会見した際、結婚についてのお祝いのことばを述べられていました。
昨年8月、ヨルダン国王のアブドゥッラー2世とラーニア王妃の第1子で将来国王になるフセイン王子が婚約を発表した。お相手はサウジアラビアの実業家の娘ラジワ・アル・サイフ。王子と同じ1994年生まれで現在28歳。ニューヨークのシラキュース大学で建築を、ロサンゼルスのファッション専門大学ファッション・インスティテュート・オブ・デザイン・アンド・マーチャンダイジングでビジュアルコミュニケーションを学び、今はサウジアラビアのリヤドにあるデザイン事務所で働いているという。
この2人の結婚式の日取りが正式に決定した。現地時間2022年12月31日(土)にハシミテ王宮が声明を発表、2023年6月1日に執り行うことを明らかにした。