タイ保健省によると、7日に報告があった新型コロナウイルスの新規感染者数は国内感染6503人、検疫隔離中の帰国者16人の計6519人、死者は54人だった。死者のうちの1人は75歳の日本人男性。
国内の刑務所で新たに55人の感染が確認された。刑務所を除く都県別の新規国内感染者数はバンコク都1549人、バンコク南郊のサムットプラカン県548人、西郊のサムットサコン県434人、ナコンパトム県266人、東部チョンブリ県262人、チャチュンサオ県252人など。
累計の感染者数は30万1172人になった。累計の死者数は2387人、死亡率は0.79%。
入院中(臨時病床を含む)は前日から2000人以上増え6万7614人で、人工呼吸器を装着している患者は33人増え676人。
タイ政府の新型コロナ対策センターは7日、感染力が強いといわれるデルタ株の感染が拡大し、来週中に1日の新規感染者数が1万人を超える可能性があると警告した。
一方、タイ国立ラマティボディ病院のスミット医師は6日、フェイスブックへの投稿で、新型コロナ感染症の実際の感染者数、死者数が政府発表を大きく上回ると主張した。5日に検死を行った4人全員が新型コロナに感染していたと明らかにし、スラムなどで感染が広がり、病床不足で自宅で亡くなる人も多いと指摘した。
チェンマイも感染者が急増