【タイ旅行記】1月14日(チェンマイ) | 東風友春ブログ

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古代史が好き。自分で調べて書いた記事や、休日に神社へ行った時の写真を載せています。
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今日はタイエレファントホーム (Thai Elephant Home)Google Mapへ象に乗りに行く。

この象キャンプはメーテン郡メータマン村(Ban Mae Taman)にあり、この村にはチェンライのルアムミット村と同じくカレン族の象使い(mahout)たちが住んでいる。

さらにここは、映画「星になった少年」に撮影協力した象キャンプで、この映画に登場する景色が見れたり、映画に出演したりスタッフとして日本に行った人が今もこの村に住んでいる。

 

 

私はこの映画が上映されて3年くらい経過した頃(つまり10年前)に、この象キャンプに泊まりがけで来たことがある。

その頃、ここは試行錯誤しながら営業していて、映画の効果で増えてきた日本人の参加者に対応するため、一人の日本人女性が働いていた。

当時、彼女はチェンマイの日本人向け情報紙「CHAO」に象キャンプでの日常を寄稿していて、その記事を目にした私は是非とも象乗り体験したいと思いここに来たのだ。

 

ここは主にリピーターに人気があり、前述の情報紙やチェンマイ専門のガイドブックには紹介されているが、広報活動はどちらかと言うとSNS等の口コミに頼っているように思える。

そのため前日、ホテルの受付に携帯の画面を見せながら予約の電話をしてもらった。

 

 

ちなみに前回は2泊3日の象使い体験コースだったが、今回は1日体験コース(4900B)を申し込んだ。

この象キャンプの売りは象使い体験ができること、つまり象の上に載せたカゴの中に座るのではなく、直接象に乗って象を操ることができるのだ。

 

朝早く起きて準備し、ホテルの玄関ロビーのベンチにて送迎車を待った。

7時40分、送迎車が来たので、乗り込むとすでに車内にはアメリカから来た女子二人組が乗っていた。

送迎車は私を乗せて出発し、これまたアメリカ人のカップルを宿泊先に迎えに寄ってから、象キャンプへと向かった。

8時40分、送迎車は象のエサを買いにメーマライの市場に立ち寄ったので、私もバナナ(二房40B)を買った。

自分が乗る象さんに特別におやつをあげるためである。

 

 

9時00分、エレファントホーム到着。

ここには彼これ10年ぶりの訪問になるが、このキャンプの責任者であり前回大変お世話になったジョーさんという顔見知りがいる。

昨日はシンチャイ先生(と奥さん)に会えたので、今回の旅で知ってる人間に会えたのはジョーさんで2人目である。

ジョーさんは私のことを覚えていてくれて「前回は3日間参加してたよね。(私が)昔と変わらない姿で、自然にここに居てビックリした」と多少お世辞気味に言った。

ジョーさんは体が太って頭を丸めていた。

前回は日本人のスタッフがいたせいか、ジョーさんも日本語が上手く話せたのに、今はすっかり忘れてしまったようで、さらに当日は風邪をひいて(象使いの)仕事に行くことができなかった。

 

 

最初に象キャンプからの挨拶があり、服をモーホーム(作業服)に着替えた後は広場に行って象使いの合図を覚える簡単なレクチャーを受けた。

この日は月曜日のせいか空いていて、参加者は私を含め5名のみだった。

参加者の内、アメリカから卒業旅行に来た女子大生が女優さんと見間違うほどの美人で、象さんよりもそっちが気になって仕方なかった。

ちなみに象乗りには携帯は持って行けるがカメラは持って行けない。

その代わりカメラマンが同行し、撮影された写真は後にメールを通じて配るという。

写真の件もそうだが、以前と比べてコースの流れがシステム化されたり洗練されていて、受付や宿泊棟などキャンプの建物も新しくなっていた。

 

その後、今日の担当の象さんと対面して持参したバナナを与える。

名前はメカム、確か30歳の雌象だったと思う。

(前回は「幸せな心」という意味のチョークチャイという性格の優しい雌象で、今回再会を楽しみにしていたのだが、残念ながら数年前にスリンに売られたそうで会えなかった。ここは観光客が象乗りを楽しむ施設であると同時に象を調教してタイ各地に送る供給源にもなっているのだ)

 

 

いよいよ象に乗って隊列を組み、キャンプを出て道路を進み川を渡って、村の対岸の山の中に入っていった。

はっきり言って象乗りは安心安全快適で、初めての人でも余計な心配は要らない。

象キャンプの象さんはよく慣らされていて大人しいし、賢い生き物なので特にこちらが指示しなくても毎日のルートなら勝手に進んでくれる。

象は足場が悪い時は慎重に進み、時には立ち止まり道草を食べながらも、山の上へ上へと進み、向かいの山並みが綺麗に眺められるところまで登っていった。

 

 

12時00分、山の上に設けられた東屋でお昼休憩。

昼食はキャンプで用意していたバナナの葉で包まれたパッタイだった。

ここに参加者の懐目当てにサトウキビ売り(20B/束)のおばさんが現れた。

格好からすると同じカレン族のようだが、山の上から来たところを見ると山上かもしくは山の反対側に村があるのかもしれない。

 

 

休憩を終えて、象と泥遊びをする。

山の上には泥水が湧いており、象は皮膚が乾燥するのかそれとも寄生虫を取るためなのか、象自ら泥を掻き出してはせっせと体にかけている。

しかもここの泥は、メーホンソンのプークロン温泉で採れる泥と同じ効能を有するそうで、象と参加者はもちろん、同行の象使いまで顔に泥パックを施していた。

 

 

泥遊びの後は再び象に乗って山を下り、次は川に入って象と水浴びである。

象の体を川の水で洗い清めた後、岸に上がって象に飛び乗ったところで携帯電話を落としてしまった。

携帯の画面には無数のヒビが入り、カメラも機能しなくなっていた。

その後、象さんと一緒に何度もポーズを取らされ何枚も記念撮影をしたが、私の表情が暗かったのは言うまでもない。

 

 

象に乗ってキャンプに戻ったところで本日のコースは終了である。

15時00分、シャワーを浴び、服を着替え、象さんと象使いと象キャンプに別れを告げて送迎車に乗り込み、チェンマイへと帰る。

 

16時10分、ホテルに帰着。

17時50分、地球の歩き方他ガイドブックによく紹介されている北部料理店ファンペン(Huen Phen)Google Mapにて夕食。

 

タイ風スペアリブ、ヤムカノム、カオニャオ、チャーマナーオ(210B)

夕食後はそのままバイクでナイトバザールへと行くが、何も買わずにホテルに帰る。

 

19時30分、今日は象キャンプで目一杯遊んで疲れたため、ホテル近くの店でフットマッサージ(200B/1H)に行く。

20時40分、マッサージを終えて、再びホテルに帰る。

 

こうしてタイ滞在二十一日目、チェンマイでの夜は更けていったのでした。