【タイ旅行記】1月10日(メーホンソン) | 東風友春ブログ

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7時25分、ホテルでパンとバナナとコーヒーの朝食を一人でいただく。

昨晩宿泊していたのは私だけだったし、このホテルはgoogleマップにも表示されないので、ホテルの主人に「広告とかしないの?」と聞いたら「Bookingドットコムは15%のマージンを取るから登録するつもりはないが、googleの方は友達の銀行員に登録を依頼している」とのことだった。

バンコク人なら喜びそうなリゾート風ホテルなのに「何で人気無いのだろう?」と思っていたら、年末の30日31日は飛び込みの車が押し寄せて、夜中の2時まで電話が鳴り止まなかったそうだ。

しかし、ホテルが忙しかったのはその二日間だけで、後はハイシーズンと言ってもこんな感じらしい、ちょっと勿体ない気がした。

 

 

今日は朝早くから出かけて、パンマパー(Pang Mapha)郡の洞窟を見に行きたい。

8時00分、メーホンソンから約66km離れたパンマパー郡のソップポン(Sop Pong)を目指し、1095号線をバイクで走る。

 

 

9時40分、途中の峠の展望所(Pang Ma Pha Viewpoint)Google Mapにあった茶屋でコーヒー(40B)休憩。

ここには以前、近所の村からたくさんの黒ラフ族が物売りに来ていたが、今回は姿を見なかった。

 

パンマパー郡は洞窟の宝庫であり、それらの洞窟巡りの拠点としてソップポンではトレッキングが盛んである。

目指す洞窟は1095線沿いのソップポンから北へ約8km入ったところにある。

 

 

10時45分ロート洞窟(Tham Lot Cave)Google Map見学。

ロート洞窟はパンマパー郡にいくつもある洞窟の一つであり、ここはタイ最大規模の大きさで、洞窟内には川が流れ、先住民族ラワ族のものと考えられる数千年前の棺が見られる洞窟として知られている。

 

 

ロート洞窟は入り口でガイド(450B/90分のコース)を雇って見学するシステムである。

この洞窟内の川には魚が生息しており、筏下りの時にその魚に餌(50B)を与えることもできる。

 

 

ガイドさんから事前に注意を受けていたが、洞窟内はアップダウンが激しく、さらに酸素が薄いため、実際に上り下りを繰り返していると階段の途中で立ちくらみして気分が悪くなった。

ガイドさんは毎日何人ものお客を洞窟に案内するため「結構疲れる」と言うので、最後はチップを渡して別れた。

 

12時45分、ソップポン村の食堂で昼食にする。

 

カオマンガイ(30B)

ソップポンで食事を終え、ガソリンスタンドで給油(50B)してから、メーホンソン方面へと引き返す。

 

 

14時30分プラー洞窟(Tham Pla National Park)Google Map見学(100B)。

プラー洞窟(Fish Cave)は、洞窟というより岩窟というか崖の窪みのような所から水が湧き出て川になって流れており、その川の流れに神聖とされる多数の魚(Pla)が泳いでいる。日本の鯉に似た魚で色は青く、タイでは限られた場所にしか棲息していない。ちなみにロート洞窟にいたのと同じ魚である。

 

 

プラー洞窟から1095号線を離れ、道路標識を目印に抜け道を通り、プークローン温泉に向かう。

 

15時10分プークロン温泉(Phu Klon Country Club)Google Map到着。

ここでは、この温泉から採集された泥を用いた泥パック(Mud Spa)が売りである。

 

 

泥パックだけなら120Bだが、タイの強烈な紫外線が気になっていたので、せっかくなので350Bの高い方をお願いした。

顔の肌や日焼けを気にする歳でもないが、確かに泥パックの後は顔のたるみが取れ、若干引き締まったような感じがする。

 

 

16時50分、プークロン温泉からメーホンソンの町に戻り、バスターミナルに立ち寄って明日のチェンマイ行きのバス券(250B)を購入する。

バスターミナルからホテルへの帰り道を携帯で確認していたら、googleマップにホテルの表示が現れていた。

ホテルの人がせっついたのだろうか、友達の銀行員がやっと働いてくれたようだ。

 

 

17時15分、ガソリンスタンドで給油(40B)し、コンビニで買い物をしてから、ホテルへと帰る。

ホテルに帰ると、今日は私の部屋以外に5室も埋まったと嬉しそうに報告してくれた。

googleの力は凄いなと思った。

 

17時45分、夜市に行ってタオフーウン(30B)を食べ、ナムタクライ(20B)を飲みながら夜店を見て回った。

しかしながら、液状の豆腐を食べただけだとやはり物足りない。

 

 

結局、いつものイサーン屋台でラープムー、ネーム、カオニャオ(80B)を買い、最後にもう一度食べたいとカオソイ(30B)をテイクアウトした。

結局、カオソイはメーホンソンに来てから三日連続で食べたのだが、このカオソイは一般的なカオソーイとは別の食べ物かと思うくらい違う。

カオソイは北タイの代表的な料理で、日本ではカレーラーメンと訳されることもある。

しかし、このカオソイにはカレー的な要素が無いどころか、そもそもスープが無い。

ところが、屋台の奥さんは「これが本物のカオソイだよ」と言う。

ここはタイヤイ族の店なので、一般的なカオソーイも元はビルマ由来の食べ物だったのだろうか?

このカオソイは麺に辛子味噌と酢と魚醤を和えて作り、お好みで鶏(Go)かトマトや揚げ豆腐を加える。

食感はラーメンと言うより、日本のスーパーで売ってるビーフンの惣菜に似ていなくも無い。

お別れのつもりで「明日チェンマイに行くので今晩が最後です」と言ったら、おばさんは「チェンマイでは本物のカオソイは食べられない。タイヤイの店はあるけど本物の麺や豆腐などの材料が手に入らないから」と残念そうに答えた。

確かにこんなカオソイを食べたのは初めての経験だった。

 

 

今夜もホテルの部屋のバルコニーにて、持ち帰った夕食を食べた。

隣の部屋にはファランの夫婦が入り、ホテルも宿泊者が増えて、昨晩と比べると何だか賑やかだった。

こうしてタイ滞在十七日目、メーホンソン最後の夜は更けていったのでした。