拝啓

母上様

明け方、私の背中をさする

温かい手…

あなたですよね?

あなたが先に逝く前夜に

寝ている私の横で感じた

あの温もりと同じでしたよ

あなたが逝ってから

必死に涙をおさえ

あなたが心配しないように

明るい、明るくを

自分に言い聞かせて来ました

けど…

そろそろ、あなたが恋しいです

あなたの声が、あなたの笑顔が

あなたの困った顔が

あなたの美味しい手料理が

恋しいです

あなたに話したいこと

あなたに聞いて欲しいこと

あなたに背中を押して欲しいこと

あるのに…

明け方 温かい手で

背中をさすってくれたのは

あなたにですよね?

お母ちゃん…

お母ちゃんやんなぁ?

お母ちゃん…

お母ちゃんやろ?

お母ちゃん…お母ちゃん…

返事してよ!

お母ちゃん…お母ちゃん…

どこに行ったん?

お母ちゃん…お母ちゃん…

何でいいひんの?

お母ちゃん…