せっかくイタリア人とイタリア語で話すチャンスだったのに、
自分の言いたい事をほとんど言えなかった!頭が真っ白になった!
相手が何て言ってるか聞き取れなかった!という苦い経験をしたことはないですか?

日本人同士で日本語であっても、人と接するのが苦手だったり雑談に慣れていないと会話を続けるのは難しいですよね。共通点があれば会話が必ず盛り上がるというわけでもないですし。そもそも共通点があるだけで仲良くなれるなら、1日のうちの大半を毎日毎日一緒に過ごしている同じ職場の人全員と仲良くなれるはずですもんね。

話上手な人達を観察していると、彼らはバランス感覚に優れています。自分の話を切り出すタイミングと話す量・相手の話を聞く時間配分の絶妙なバランスを取るのがとてもうまい。うますぎる。しかも無意識にやっている。それだけの経験を積んできたのだ。

別に特別な話や高尚な話をしているわけでもない。意外にも話上手な人が話している話題ってありきたりで誰でもついていきやすい話題だったりする。でもそこに自分だけのエピソードとか感想をさりげな~く挿入するのが上手なんですよね。そしてこちらが話したくなってウズウズしているタイミングでこちらに話を振ってくる(笑)

前置きが長くなりましたが、イタリア語で会話が続くようになる方法とは?
ずばり「簡単なイタリア語や間違えたイタリア語を話しても、会話を続けてくれて小さな成功体験を沢山積ませてくれる相手と出会って、その人と沢山喋ること」ですね。

、、、、というと「な~んだ、やっぱりイタリア人の友達を作ってひたすら話すしか方法がないのか!」と言われる方が必ずいらっしゃいます。でもちょっと待ってください。

イタリア人が全員忍耐強くあなたのイタリア語に付き合ってくれるとは限りません。面倒くさくなって、英語や日本語に切り替えられてしまうかもしれません。それだけならまだしも、ダメ出しばかりされて、もうイタリア語を見るのも嫌になってしまう危険もあるのです。

イタリア語学習もスポーツや車の運転と似ています。厳しすぎても甘すぎてもダメ。モチベーションを維持させる必要もあるし、一人一人に合った指導法を第3者の立場で客観的に判断し選択しなければなりません。名監督と言われる親が率いているチームに属してる実の子供(選手)が監督(親)以上に活躍しているという話を、ほとんど聞いたことがありません。

ちなみに私の親は自動車学校の教官ですが、私にだけは絶対に適切な指導ができないと言います。実際、私は父の勤務先と全く関係ない自動車学校に通って卒業しました。

あと少し論点がズレますが、心理カウンセラーの世界では、身内をカウンセリングしてはいけないというルールがあるそうですね。というか、身内には絶対カウンセリングできない、とそのカウンセラーさんは言ってました。

「自分もできたんだからあなたも出来て当たり前」「私と同じように絶対上手になってほしい!」・・・そういう気持ちが強すぎる人に指導してもらったり、語学の交換学習パートナーになってもらうと、それはもう大変です。親密になり過ぎると、大抵の人は自分のやり方を知らず知らずのうちに相手に押し付けてしまいがちです。期待がそれだけ大きいからと言えるのですが、期待するという行為は決して愛情から来ているものではないと知る人は少ないです。

イタリア語~7つのステップで♪ル・ル・ル♪日常会話編~Impariamo l'italiano insieme!

元フリーター(関西出身♪)が現在はイタリア語通訳者として活躍中。私と同じような苦労はしてほしくない。。。その一心で作った、90日で完成イタリア語7つのステップ(動画あり)はコチラです→ →>>