たまに
無邪気な悪意や、小さな悪意の種、遠くで起こる悲しみ、あからさまな憎しみの言葉に立ちすくんで動けなくなったりする
自分に向けられたものであっても、なくても。
目にすることで叫び出したくなるくらい。口を手で、押さえた
人はそれを繊細だとか敏感だというけれど
体験したことじゃない、自分に向けられたことじゃないことにまで過敏に反応してしまうこと
それ自体がなんだかおこがましいようで、
平気なふりをしてみるけれど
未だに慣れない
想像力はあるにはあるけれど
だけど大事なことが欠けている気がする
なんでこんなやつが
って思われるだろうとか
果たして本当に自分でよかったのかとか
何の意味があるのだとか
たくさんのネガティブなことを考える
たった一ヶ月
されど一ヶ月そこに在るということを考える、
たくさんの目に触れること、考えて怖くなる
だけど
もう前を向くしかなくてちゃんと覚えておくしかなくて自分でしっかりちゃんと見ておかなくてはいけないよ
いつかたくさんの悪意で視界がいっぱいになって自分の姿が見えなくなって
周りの姿も見えなくなって
そういう時に目をつぶって思い出せるくらい
見られる不安も
私だけしか知らなくていいよ。