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今日は午前中出先の事務所で打ち合わせ。
後輩と、外注のウェブデザインさんと私。
出先の事務所だと、誰にも気をつかわなくていいから
リラックスして話せるのがいいです。
いつもは緊張しているかというと
そうでもないような、そのような。(笑)
邪魔が入るのが一番いやで。なんていうか、集中力が切れるっていうのが
わかってもらえないというか。

遊んで雑談しているようでも、
その、遊びや雑談に集中することで、生まれるものってあるからね。

って、これはもう、ずーっと、この仕事を続けて来て
揺るぎない信念化しています。

『雑談と遊びの邪魔すんなっつーの!』
と何度思ったことか。(笑)

なもんですから、社内打ち合わせより、車内打ち合わせなのでござります。
まあ、時と準備に依るのだけれど。

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写真の猫は、生きているみたいに彫られた
木彫りの猫です。
で刃物の話をしているときに、
実は先に店の中にいて、彫刻刀を見てらした方が下山昇さんと言う方で、
日本でも指折りの彫刻家だそうです。
刃物店の政豊さんとは同級生で、
お店に少しだけプロフィールの書かれた作品紹介の小さなパンフレットがおいてあり、
それをみたら、
三嶋大社に奉納されたものや、菩薩像、源頼朝像その他沢山の大作があり、
ご自分の作品をしつらえた自分のお墓の写真まで見せてもらいました。

東京の、急逝したお義父さんと、Beautiful Worldと、危篤のお義母さん
そんな取り合わせでかなりすっきりしなかった気分も
この、政豊さんと下山さんとの会話で晴れていき、

刃物という神聖な、凛とした空気の中で
自分が取り戻せたといえば、そうだったのかな。

亡くなった時、
足元にも、刃物を置くでしょ、風習として。魔除のために。

なんかそう、魔を払ったっていう感じでしたね

「魔」っていうのは、「死」じゃなくて、
ふとした隙にするって入り込んでくるこの世のものじゃないなにかかな。
「魔」と「間」は同じなんだけど。自分の中では観念的に。

「魔がさす」「間がさす」「間合い」「魔合い」と
こうやって並べて書くと、
この世のものじゃないなにかが働いているのがわかるわけで。
それは、良いこともあるし、そうでないこともあるんだけれど。

ということで、
今日はこの辺にしておくかな。


明日はまた、姪を預かるのです。
いつもうれしそうに遊びにくるので、こっちも楽しみにしたりです。
まあ、おばあちゃん代わりだからね、こっち。

なにして遊ぼうかな。
お手玉でもやろうか。(笑)
唄を歌って、お手玉できるなんてもう、私のひと世代前で終わりだと思うんだけれど、
こっち、田舎育ちだから、同じ年の都会育ちの人よりも、
50年は古いことを知っているなと、
最近そんなことも自慢です。