大阪府警は27日、酒気帯びでバイクを運転したとして、関西大3年でフィギュアスケート選手の織田信成選手(20)=大阪府高槻市=の交通切符を切った。
写真会見で謝罪する織田信成選手(右)と関大の芝井副学長
写真言葉につまり、うつむく織田信成選手

 高槻署の調べでは、織田選手は27日午前0時45分ごろ、高槻市芥川町の市道で酒気帯び状態でバイクを運転したという。飲酒検問中の同署員に停止を求められ、呼気1リットルから基準値の0.15ミリグラムを超す0.3ミリグラムのアルコール分が検出されたという。

 織田選手は「午後8時から10時半まで、大学の人と大阪市北区にあるサウナや飲食店でビールをジョッキ2杯、焼酎を水割りで1杯飲んだ」と話しており、帰宅途中だったという。

 関西大は教授ら3人が同席していたことを認めた上で、「大学としても大変遺憾。事実関係を十分に調査の上で適切に対応したい」とする河田悌一学長の談話を出した。

 織田選手は高槻市生まれ。05年にフィギュアスケートのNHK杯で優勝し、トリノ五輪出場を高橋大輔選手と争って話題を呼んだ。