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ISLANDSONGが終わって約10日ほど。

終演報告を書こう書こうと思いながらなかなか進みませんでした。

 

まずはこんな状況の中、最後まで完走できたこと、

観に来てくださった方、

観に来られなかったけれど応援してくださった方、

心を寄せてくださった皆さま、

本当に本当にありがとうございました!

 

 

 

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計9公演出演させていただきました。

 

「ゲスト出演」という形での参加でしたが、

何度も言っているように、みんなから得るものの方が多かったように思います。

 

夢に向かってひたむきに走っていて、自信に溢れて

未来への希望に満ち満ちていて、

エネルギーに溢れていて・・・

 

傷ついて疲れ果ててしまっていた私には、最初まぶしすぎて

しんどい・・・という想いあったのも事実です。

稽古中にまた同じように傷つく出来事も起きて(別の仕事)、

今までやってきたこと、今までの自分の夢や目標、いろんなものに向き合うことが辛く、怖くなってしまいました。

 

でも稽古を積むにつれて、みんなをもっと知って

みんなの姿をたくさん見て、

みんなの素直な姿をたくさん見て、

自分の中でも炎がメラメラしてくるのを感じはじめました。

 

本番が始まってからも試行錯誤の連続でした。

毎回キャストが違うので、みんなの空気感をそろえることって本当に難しくて。

「みんなをひっぱらなきゃ」って、

私が今まで出逢った尊敬する山路さんやジュンモさんのように背中で見せてくれた先輩方のように、みんなにそんな背中を見せなきゃって焦ってしまったときもありました。

でもなんというか、強引に引っ張り上げようとしてもうまくいかなくて。先輩として悔しくて情けなすぎて、落ち込んだ日もありました。

 

でも改めて考えてみると、山路さんもジュンモさんも、強引に引っ張り上げようとしていた時なんてなくて。

いつでも信頼して認めてくれていました。

一度深呼吸をして、改めて

「ゲスト出演」だとか「先輩」だとかそんなこと忘れてみんなを見て感じて聴いて、ただただ信頼して

作品を愛する仲間だと感じられたとき、

とにかく「つながった」って意識になれたときがあったのです。

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今まで以上にみんなのことを

この作品のことを

そしてミュージカル・芝居のことを

愛おしくなった瞬間でした。

 

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これは大千秋楽メンバー!

この日もとにかくあったかかった。

この10人だけじゃなくって、このカンパニーみんなの想い

劇場中すべてがつながった感じがして

幸せな千秋楽でした。

 

相手役だったウィル。

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だいだい。(野島君)

2回しか共演できなくて、さらに稽古でもほとんど組まなかったから

ドキドキしながらやった2回。

16個も下でかわいらしすぎてとまどって思考停止してしまうときもありましたが(笑´∀`)

実はなんでも受けてくれるだいだいでした!

 

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きゅーと。(竹村君)

きゅーととは5回!稽古もほとんど一緒だったのでどんどん遠慮無くできるようになっていきました。

甘えんぼなきゅーとですが、私がしかけたいろんなことに臆せず立ち向かってきてくれて楽しかったなぁ。

通し稽古で突然セクシーなシーンが綱引きになったときは本当に楽しすぎました。

 

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まっちー。(町田君)

レミでは姉弟だったシーンもありましたが今回はカップル。

一番付き合い長いのでいろいろ提案もできたし、安心感を持って演じられました。

まっちーだからこそのウィルを好きになるジョーダンが、彼のどんなところに惹かれたのか、いろいろ考えてそれによって接し方の種類が増えてくるのが楽しかったなぁ。

この写真のまっちー、レミで、見覚えが、ありませんか・・・?笑

 

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ジョーダンず。4人。

まきちゃん、はなちゃん、れいなちゃん。

全く違う4人。

性格も見た目も取り組み方役へのアプローチも衣装も笑

みーんなちがう。

みーんな違ってみんないい。

を教えてくれたみんな。

かわいいかわいい3人でした。

 

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この人がいてほんとよかった千田さん。

1回しか共演はできなかったけれど、地に足着けて落ち着いてみんなを引っ張っていく千田さんに助けられて、

そういう姿をそばで見ながら自分も稽古に向かうことができて

学ぶことがたくさんありました。

今度はもっとたくさん共演したい。

お芝居で、歌で絡みたい!

 

 

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公演期間中ぜんぜん2ショット撮ってなくて見つけたのは

13~4年前に一緒にやったライブの時の写真でした。

演出 菊地創くん。

今回、声をかけてくれて。そして昔から私を知る創君だからこそのジョーダンという役へのキャスティング。

ニューヨークで出逢った創君と10年以上経って演出家と役者としてニューヨークのお話に挑めたこと、とっても不思議で嬉しい気持ちです。

学生のみんなとの向き合い方に悩みながらも、丁寧に、彼らのことを本当に想って接して、作品を良くしようとしている姿、に尊敬の念を感じました。

ふところが本当に広い。そしていい作品にするために妥協しない。

信頼できる演出家だな・・としみじみおもいました。

呼んでくれたことに本当に感謝。

これからも彼の創る作品に携わっていきたいと改めて想いました。

 

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ちなみに、このときのライブ、今回のプロデューサーでもある

ブルーくんこと清水さんも出演していました。懐かしい。

ブルー君にも、感謝を。

ブルー君とは大学のサークル時代からの付き合いだから何年だろう・・・!?

 

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そして、ジョーダン。

この役に今出逢えて向き合えたことは本当に自分にとって重要なことでした。

こんな役を演じたことなかったし、キャラじゃ無いと思っていたし、

こんな歌ももう歌えないかなって勝手に自分で制限していたものを

すべて乗り越えなければ向き合えなかった役。


後半のソロ曲の歌詞も演出のはじめくん、そしてジョーダンズでより原語のニュアンスに近づけるようにギリギリでしたがディスカッションしました。

そして新しくした歌詞を聴いたみんなが、

「すごくジョーダンの想いが伝わってくる!」

って言ってくれたのもすごく嬉しかったなぁ…


大事な友人が観に来てくれた後、

「今まで千愛が演じた役の中で一番好きかも」

って言ってくれたんです。

ジョーダンという役に出逢えなかったら気づけなかった自分の可能性。

本当に感謝です。



本当に最高の経験をさせてもらいました。

若い彼らと共に舞台を創り上げてみて、

彼らと触れ合って、

彼らの夢が叶いますように、ということと


彼らが目指す世界をもっともっと風通し良くして

きちんと納得のいく形でやっていける世界にしたいと

強く思いました。


今回、

「私と共演することが夢だった」

と言ってくれた子たちがいました。

夢なのかな?まだ信じられない!

とか

憧れの人と共演できるなんて自分はシンデレラガールだ!

とか。

その言葉にどれだけ励まされたか。

そんなふうに思ってくれて、

がんばってくれてる子たちをすぐそばで感じて、


もっともっと彼らが目指す世界が素敵な世界であってほしいとおもいました。

私が今できることは微々たることだけれど、

諦めずに、

こんなキラキラした輝く目を濁らせたくない。

だからわたしはこれからもがんばります。



少しだけ新しい目標ができたかな。



ISLAND SONG2020 ありがとうございました✨✨