連休は夫とマレーシアに行っておりました。
かれこれ25年程前に沢木耕太郎の「深夜特急」というエッセイが
ベストセラーになり その後、テレビドラマで大沢たかおが
主演で放送されていたような記憶があります。
若き日の作家、沢木耕太郎氏がバックパッカー旅行をしている
最中にいろいろ感じたことをつづったエッセイで6巻の文庫本でした。
まだ若かった私と夫はそれを読みふけり 二人であそこも行きたい
ここも行きたいと短い休みを利用しては印象に残った場所を
訪れたものです。
当時はまだインターネットも普及しておらず宿はその日任せ。
ヨーロッパを中心に歩きまわっていたのでそこまで日本との
都市としての機能は差異がなく 宿もそこそこ治安がよさそうで
値段は高くないところを不思議と探り当てて泊まっていたものです。
そのエッセイの中に「マラッカ」というマレー半島の海沿いの交易都市のくだりが
あってずっと行ってみたかったのですがついヨーロッパばかりに
目がいってアジア旅行を始めたのはつい最近です。
私だけは友人とタイや台湾香港・・・と行きましたが女性同士の旅というのは
スパだの買い物だとと夫と行く旅とはまた違った行動様式になるので
印象が違います。
夫とこれだけ長く東南アジア圏内を旅したのは初めてでした。
東南アジアの旅行というのは慣れるまでは少々戸惑いますが
その流儀やら時間の流れ具合をつかむと大変に心地よい土地が
多いのです。
今回のマレーシアは東南アジアに不慣れな夫には最適だったかもしれません。
食事が美味しいのはアジア圏内はどの国もそうですが
マレーは全般的にあまり辛くありません。タイほど強烈なものはなく
中華文化圏と重なるので食べやすい。
そしてマレー人の気質がなんと言っても穏やかでガツガツしていない。
またイスラムの国家なので建築物が大変に美しいです。
朝夕に街中に流れるコーランの調べと夕日に映えるイスラムの
丸い寺院の屋根や4本のミナレットはいつまでも観ていて飽きません。
マラッカというところは交易の要所ということで大航海時代のポルトガル
侵攻以来数々の周囲の国に支配を奪われてきました。
マラッカに住んでいたマレーの王族は今のシンガポール(50年前まで
シンガポールはマレーシアの一部でした)に移ったり散在したりして
マラッカにはポルトガル、オランダ、中国と現地マレーの文化が融合した
「プラナカン文化」という独自のものが生まれ その異国情緒から街並みは
世界遺産に登録されています。
夕日に赤い屋根瓦が反射する街並みはリスボンの旧市街アルファマ地区と
とても似ていました。 結婚して3年目くらいにポルトガルに行って観た風景が
20年ほど経過して、そのころの心象と重なって見えました。あれからそんなに
時間が経ったのかと思うと同時に思い返すと色々と夫婦で旅行してきたなあと
感慨深いものがありました。
もう10年ほど前になりますが夫とイスタンブールに行ったのが
最初の「イスラーム文化」とのふれあいでした。
それ以来 イスラム文化圏の異国情緒や食事の美味しさ
日本人が思っているほど戒律もうるさくなく親日家が多いトルコの人との
交流は我々にテレビの紛争の報道で思うようなイスラム国に対する
ネガな気持ちとはまったく別の親しみを生んでくれています。
時間の流れがゆっくりしていて宗教の影響が大きい国に好印象を
もつようになりました。私は個人的にはタイが大好きであの国も
仏教の影響が生活に色濃く 常に日常に神や仏の存在があります。
すっかり日本から気持ちが離れて帰国してみたら
宝塚月組の千秋楽で周囲のファン友さんたちが盛り上がっていました。
退団者には昔から観てきたジェンヌさんも多く 今回のショーも今までにない
タイプのもので私も宝塚でも東京でも観ましたが楽しかったですね。
また日常が戻ってきましたのでまたぼちぼち観劇の日々に戻ろうかと
思います。
まずは来週は霧矢さんの主演「IDO!IDO!」です。
再演だと霧矢さんの演技もこなれているだろうしまた可愛い
奥様になりきってくれるでしょう。
今回の旦那様はハンサムだしとっても楽しみです。