「お母さん」になって、気づかないうちに失っていたもの | 4人の子どもを育てる"子育てナビゲーター" 頑張らない育児で世界をハッピーに♪

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高3男子、高1女子、小5女子、小3男子4人のママで19年保育士として働いてきましたが、現在は週2保育園勤務とベビーシッター、子育て相談、子育てカウンセリングをしています。

もうすぐ長男の中学校で合唱コンクールがあります。


親として参加するのは初めての経験。



最近そんなことを考えていて自分が中学生だった時のことを思い出して懐かしく感じていたのですが、いつか自由曲で歌った



「名づけられた葉」



この曲が頭の中でリピートしています(笑)




そして今日ふと自分の中に降りてきたメッセージ。


色々考えてたら、なんだかジーンとくるものがありました。思わず泣いてしまいそうになったりして(笑)






この『名づけられた葉』は、飯沼信義作曲、新川和江作詞による合唱曲で

中学生の合唱コンクールなどでよく歌われる曲です。






~~歌詞~~~~~~~~~~~~~~~


ポプラの木にはポプラの葉

何千何万芽をふいて

緑の小さな緑の小さな

手をひろげ

いっしんにひらひらさせても

ひとつひとつの手のひらに

載せられる名はみな同じ



わたしもいちまいの葉にすぎないけれど

あつい血の樹液をもつ

にんげんの歴史の幹から分かれた

小枝に不安げにしがみついた
おさない葉っぱにすぎないけれど

わたしは呼ばれる

わたしは呼ばれる

わたしだけの名で朝に夕に

ルルルー・・



だからわたし考えなければならない

誰のまねでもない

葉脈の走らせ方を刻みの入れ方を

せいいっぱい緑をせいいっぱい緑を

かがやかせてうつくしく散る法を



だからーわたしー

名づけられた葉なのだから

だからーわたしー

名づけられた葉なのだから


考えなければならない

どんなに風がつよくとも

どんなに風がつよくとも



~~~~~~~~~~~~~~~~~~


なんて素晴らしい曲なんでしょう(^o^)
そこで、この曲にどんな想いが込められていたのか調べてみることに!


多感な時期である中学生時代に同じように感動した記憶はあるものの、

社会にでて色々と人生を生きてきて、親になって
アラフォーになった今、この歌詞から受ける自分なりの想いの違いに驚いています(^_^;)




「ポプラの木にはポプラの葉」の歌い出しで知られるこの曲の歌詞では、緑の木々に茂る一枚一枚の葉に人々の人生を重ね、「名づけれれた葉」としての「わたし」の生き方を問う深遠なテーマが扱われている。



「ポプラの葉」が何千枚も何万枚も芽をだし、葉になって揺れ動いても、どの葉も同じ名前の「ポプラの葉」であるということ。


自分もたった一人の人間にしかすぎないけれども、親、さらにそのまた親も

ずっと続いているなかで自分が
存在する。そんな一人でしかないけど、私は毎日朝も夜も「名前」で呼ばれる。


私は一人の人間として、「名前」をもらったのだから、誰かの真似をして生きるのではなくて、
自分から何かをして、時間を大切に使い、精一杯人生を生きなければならない。人生を楽しく送り、
年老いて死んでゆく生き方を考えなければならない。
例え、大きな壁にぶつかって、どうすればいいか分からなくなっても負けてはいけない。


そんなメッセージ性があるようです。







そして、大人になった私、お母さんになった私が再びこの歌詞を思い出して感じたこと。







私には名前があるのに、今まで何万回も繰り返し呼ばれてきた名前があってそこに自分は確かに存在していた。



でも、結婚して苗字が変わり、親になって子どもが増え、環境が変わって気づいたら
自分の名前はそこに存在するのに、消えてしまっているような感覚になる。



職場では、夫の姓を名乗っているから苗字で呼ばれるし、


学校や保育園では「○○くん(ちゃん)のお母さん」。


昔の私を知っていて、前と変わらず愛称で読んでくれる人、私だけに付けられた名前で呼んでくれる人たちは一体どれほどいるんだろう。


そんなこと全然意識してなかったけど、気づいたら自分は自分ではなくなっていて、違和感すら感じることもなくなっている。
それが私の当たり前になった。




これは、単純な名前だけのことではなくて、
「お母さん」になって、いつしか子どもや家族を優先するのが当たり前になっていて、自分のことは後回しになっていること。


そこに存在するはずの自分を、一番理解している自分自身の気持ちを、自分で見つけられなくなっていったということ。
周りに合わせることが当たり前になっていた。


「自分の好きなものって何だったっけ?」


「自分は何がしたいの?」


そんな簡単なこともすぐには思い出せなくなっていて。



私は「ポプラの葉っぱ」になっちゃったなと(笑)




周りに馴染むため、周りから批判されないように、周りと同じでいなきゃ、みんなと同じでいなきゃって、「ポプラの葉」現象になってました(^_^;)

自らあえてそうしてたんだと思います。


「お母さんだから~」に縛られて(^_^;)



でもね、そんなことする必要なんてない!

みんなと同じでなくてもいい!

周りに無理に合わせて自分を隠さなくたっていい!


例え、お母さんになっても(^o^)

「お母さんだから…」に縛られる必要なんてないことを!



「葉脈を走らせかたを」

「刻みのいれかたを」


このフレーズも、

自分の人生を、自分が自分らしく生きていくかを、自分の輝かせかたを、本当は自分で選んでいい。
自分の心に従って。


本来の自分に戻って、これからの人生も自分で自由に選択していける。


大人になったって、お母さんになったって、その方法を自分で見つけていこう!



そんなメッセージを私は受け取りました(^o^)




皆さんは、この歌詞からどんなメッセージを受け取りましたか?





何故か急に思い出した曲や口ずさんでしまう曲の中にも



「このメッセージ届いてー」


「自分の中の想いに気づいてー」

という、メッセージが隠れているような気がします。


マニアックな趣味ですが、こんな時間も私には幸せなひと時です(笑)