『空気を読む』 

 

日本人には馴染みのある言葉だと思う。

 

 

 

気づけば最近、読むのは“空気”じゃなくて、

 

もっぱらLINEの“行間”のほうが多い。

 

 

 

例えば、友人から1日返信が来ないとする。

 

 

そこから読み取れることは、

 

①忙しくて返信を考える余裕がない

 

②私のメッセージに返信するという行動の優先順位が低い

 

これまでの私の経験からすると、大きくこの二択が考えられる。

 

稀に、履歴が消えたとか、携帯を失くした場合もあるが。

 

 

 

要するに、私のメッセージは後回しにされているわけで

 

なんで『ごめん、忙しい』と一言入れないんだろうか、と思ってしまう自分がいる。

 

 

 

現代に生きている私たちにとってスマホを見ていない一日など、ほとんど考えられないことであって、

 

私のメッセージを見ていなかった、なんていう言い訳を通用させるには難しい。

 

 

 

言い訳が通用しないからこそ、返信しないという選択肢は

 

忙しい、優先順位が低い

 

という意図を取ることができるのだろう。

 

 

言わなくてもわかるなら、わざわざ言う必要ない。

 

 

 

「なんで返信してくれないの?」

 

「無視しないでよ」

 

なんて送ったものなら、煙たがられるのは目に見えている。

 

『追いLINE』なんて言葉があるくらいだ。

 

 

 

空気を読むことよりも、

 

行間を読む重要性を感じている毎日だ。

 

なんて日本人なんだろう。

 

 

 

夏嫌い