父親と母親と弟と私。
どこにでもいる、普通の4人家族だった。
ほかと違うことは、圧倒的な父親の存在。
父親に逆らうと、発狂される。
父親の機嫌が悪いと、怒鳴り散らす。
母親の作った料理を床に放り投げる。
そんな父の顔色を見ながら、怒らせないように
刃向かわないように育った。
親が行けという学校に入った。
親が入れという会社に入った。
その結果。
意思のない私。
意思を持とうとしない私。
思考力のない私。
人生になんの夢も描かない、
全てを親のせいにする
どうしようもない人間の出来上がり。