怖い夢を見た
いろんな知り合いが出てきておかしな夢だったけれど
夢の最後は夫の運転する車の後部座席に乗っていて
スピードを出しすぎて怖い、と思いながら言えずに黙って乗っていた
直線で夫がぐんぐんスピードをあげて
現実にはありえないけれど
道路に幕のようなカーテンのようなものがあり
そのスピードでくぐり抜けると、すぐに前に何台か車が詰まっていて
私達の車はどうにかその車たちをよけたけれどバランスを崩していて
またその先にも車がいて 私はそれにすごい速さで向かって進んでいくのを
スローモーションみたいに「ああ、ダメだぶつかる」と思いながら
ぶつかる前に隣にいた娘の腕を左手でつかんで右手で運転席のシートをつかんだ
ほぼ、ぶつかる瞬間に目が覚めたと思う
夫は、車もバイクも好きで運転技術としては上手だったと思うけれど
運転マナーが悪い車だけでなく
運転が危なっかしい女性ドライバーや高齢者にいちいちイライラして
運転中に舌打ちしたり、ぶつぶつと暴言を吐いたりしていた
相手にイライラしたり、独り言のように「早くいけよ」とか
「何やってんだよ」などど言ったりするのは
夫以外でも聞いたことはあるけれど
私が夫の運転でいつも嫌だったのは
例えばお店の駐車場などから出てきた女性の車が
赤で停車している私達の車の前に出ようとしたりして
今じゃないのに、と思うようなタイミングで出てきたりすると
舌打ちや暴言だけでなく、相手の車をいれさせないように
相手の顔を確かめながら距離を詰めたりすることだった
明らかに悪意がなくて
運転が下手だったり、タイミングが読めないんだなと分かるような時も
絶対に譲らず、むしろ相手に圧を与えるような事をした
すれ違えない道で、確かに相手がバックするべきだろうなというような時でも
相手の女性がおそらく運転が得意でなく、とまどっているように見えても
夫はバックしようと思えばできるのに、すぐには動かず
むしろ少し前進して見せたりして、私はいつもいたたまれなくなり
「ねぇ、下がってあげたら」と言ったりしたけれど
夫から逆に私が舌打ちされたりした
ある時は、夫の運転が怖く
私が「あっ危ない」と声を出してしまった事があり
「うるせえなぁ!」と怒鳴られたことがあった
後部座席にいた息子が「お母さん!」と
怒鳴られた私を気にして身を乗り出して言った
私はグッと下を向いてこらえたけれど涙がボロボロ出た
息子は夫が「うるせえなぁ!」と言ったので
私が怯えたり泣き出すのを見てもいないのに
咄嗟に声が出たんだと思う
まだ息子は2年生くらいだったのに
夫のすることが怖いと思う事が
運転以外でもたくさんあって
どうしてそんなところで子供を振り回して遊ぶのとか
わざと子供に怖い思いをさせて笑うとか
私が女親で心配しすぎなのを差し引いても
周りの人が見ても驚かれるようなことが出先などでもたくさんあり
車に乗っていて嫌な思いをしたことは
運転そのものだけでなく他にもいろいろと、何度もあって
私が夫の言うようにすぐ道を調べられなかったり
駐車場が見つけられなかったり
怒りをぶつけられたこと舌打ちされたこと
苛立たれて、話しかけても無視されたことは何度もある
普段、今でも頭をよぎることがある
未だにそんな夢を見るなんて
そしてぶつかる瞬間に
やっぱりね、という恐怖よりあきらめに近い感情が沸いていた
目が覚めてからもその日はずっと悲しい気分だった