定期的に大事な書類をいれているケースを見返して、

期限が切れたものや不要になったものを片付ける

 

今日は、役所で渡された離婚協議中あるいは夫が消息不明の場合などの

証明の方法についての書類が出てきたので、さっと目を通してから処分した

 

児童手当は別居してからも夫の口座に振り込まれていて

夫も承知の上で、私が夫のネットバンキングにログインして

私の口座にうつしていた

 

前々回の調停で、私はもうネットバンキングの操作はしないかわりに

夫が私の口座に暫定での婚姻費用を振り込むことになり

その後、離婚協議中であることを証明する書類を役所に出し

児童手当は私の口座に振り込まれるように、手続きも済ませてきた

 

ワンタイムパスワードのジェネレーターも調停の場で返したし

夫もパスワードを変えていればログインも出来ないけれど

私は夫の口座にログインして明細を見る必要もないので、前々回の調停後は

一切夫のお金の動きは分からない

 

 

書類入れには弁護士さんとの契約書や調停申立書の写し、

夫からの謝罪の手紙なども入っている

 

 

他には、これは何だろうと封筒をのぞいてみると

私が東京にきてから書いた、モラハラの記憶を書き起こしたメモの束だった

 

モラハラされているとも自覚がなくて

その都度書いたメモではなく

 

まだ弁護士事務所の無料相談にも行っていないころで

無料相談するにしても、もし調停の場でも

何もなしに話そうとするとうまく話せないから

言葉にして書いておいた方がいいと言われて

これまで、頭の中にだけあった十数年の結婚生活での、夫の言動や行動を

後から少しずつ書き起こしたものだった

 

B5のルーズリーフを半分に切って、一枚につき

ひとつの出来事をかいてあった

 

結婚当初の頃の内容もあれば5年前の物、

家を出てくる半年前のもの、一ヵ月前くらいのもの、など

思い出されるものを、ランダムに書いた

 

私はまだ調停がどんなものか知らずに

起こった出来事をすべてを事細かく伝えなくてはいけないのかというくらいに思っていたけれど

結局はあまりそのルーズリーフのメモが必要だったことはなかった


 

私は本当に出てきてしまってよかったんだろうか

とんでもない事をしてしまったと

毎日、毎晩考えていた時は

夫にされた事、言われた事を考えて、

自分のしたことは正しかったのか答え合わせをしようとしていた

 

 

実家にいた時は兄から、母からの言葉にも傷ついて

アパートに出てお金もなくなって本当に苦しかったけど

自分達でどうにか少しずつ生活を立て直して

今は、夫との事がなければ本当に穏やかに暮らしていて

 

「楽しいね」「幸せだねぇ」と子供たちに声をかければ「うん!」と元気に答えてくれる

 

 

今と、これからに目を向けていくことを大事にすると

生活が、おおげさだけど人生が回っていくようになって

私の中での夫との暮らしは着実に過去になっていく

 

娘と夫の面会で、夫の姿を見た時は

動悸がして手が震えたけれど

でもそれも、数日たって、もう「過去」になったと思う

 

子供たちにとってはお父さんだから

単純に「過去」で終われないし、私と同じだと思ってはいけないけれど

 

夫への怒りはもともとなくて

傷つくから一緒にはいられなくて

今は離れたから、穏やかでいられる

愛情もないから、もう一緒にも暮らせない

 

調停も終わっていないし

裁判になる可能性もあるから

まだメモは捨てない方がいいかもしれないと

一応とってあるけれど

本当なら、この半分に切ったルーズリーフの束も捨ててしまいたい