いつも母の日には義母と、自分の母に贈り物をしていた。

 

去年はすでに家を出ていたので

義母には何も送らなかった。

 

実家に戻ってすぐだったので

今より精神状態も悪かった。

母にも何もあげなかった。

 

 

 

 

 

今年は、母には小さなブーケだけあげた。

娘がそれをもって実家に行き

母も、孫に対してだったので

きれいね、と優しく声をかけていた。

 

 

母にお花を買おうと思えたのは

去年の今頃より、私の状態がよくなっている証拠だと思った。

 

義母にも、綺麗なカトラリーを送ったり

写真立てを送ったり、毎年いろいろ頭を悩ませていたけど、

去年は家を出たことや何も送らない事への罪悪感でいっぱいだった。

 

 

今年は、何も感じない。

私のことを悪く思っているであろう義家族。

 

私が1人で義両親に贈り物を手配しても

ひとことも何も言わない夫もストレスだった。

 

 

お礼の電話もストレスだった。

また、長くなって

ああしろこうしろとアドバイスをされるから。

 

 

私は、いいお嫁さんでいなければと思っていた。

何をやったって

何かしらにケチをつけられて

必死にやったって正解なんかないのに。

 

出来が良ければ生意気。

意見が合わなければ、都会の嫁。

出来なければ、気が利かない。

 

そんなもの。

 

母にブーケを届けた時、

娘が母に

 

◯◯(私の兄)ちゃん、何くれた?と聞いた。

 

兄は何も用意していなかった。

 

娘が、

 

ダメだね、言ってあげるよ!と言って

兄に今日は母の日だと教えていた。

 

兄は、私がブーケを買ったことは恐らくしらないまま

娘に言われたことを冗談かのように

笑って聞いていた。