二回目の調停が終わった。

 

今回は籍がはいっている間の婚姻費用を決めるというのが

こちらの言いたい事のひとつだった。

 

前回の調停で夫の年収から計算した額を提示してあった。

 

夫の言い分は

離婚はしたくない

改善点を教えてほしい

こちらが請求している婚姻費用は自分の生活を考えると高すぎて払えない

 

というものだった。

 

夫が調停員に伝えた「払える金額」は

年収から算出された、こちらが掲示した額の半分程度だった。

 

その額は、私を抜いたあとの子供二人の養育費にも満たない。

 

家賃補助がなくなるから。

役職があがって、残業が減るから。

そんな額は払えない。

 

浮気もギャンブルもしていないのに

結局何がいけないのか分からない。

 

Chiiと話したいのでここに呼べないか。

 

と言っていたと言う。

 

自分が悪いと思っていないのに

自分の生活を削ってまで婚姻費用を払いたくないのだろう。

4人で生活したら3人で夫の示した金額以上、普通にかかる。

 

夫の言っていた家賃は駐車場込みだと思うけれど

一人で住むのにその金額?と思うものだった。

 

 

私をここに呼んで謝ろうとでもいうの?

話し合えばわかるとでも?

 

 

浮気もギャンブルもしていないというけれど

精神的な暴力はそこには並ばないの?

 

どうして、そんなに私と住みたいのか分からない。

調停員も弁護士も

「まあ、やっぱりChiiさんのことが好きなんでしょうね」と言う。

 

 

社員になるのでChiiさんは扶養を抜けないといけないと伝えると、

顔色がさっと変わって

その時が1番動揺しているように見えました、と調停員が言っていた。

 

 

何故そこに動揺するの?

稼がれたら困る?

支配下において「必要な分使っていい」と上から言う方がいい?

 

 

結局、暫定で夫が言う金額の婚姻費用が振り込まれることになった。

正式に決まった時点で、精算することになる。

 

 

口座を知らないというので

振り込み先を記入する用紙に私の口座を書いた。

私の直筆の字を見られるのが嫌だと思った。

 

 

浮気もギャンブルもしていないのに、と強調する夫は全く何も分かっていなかった、という事。

 


謝罪の手紙は何だったんだろう。

 


その日の夜、息子は教材費の集金袋をもってきた。5000円。

娘の図工で使う彫刻刀も買うんだ。

そういえば6cm背が伸びた娘のスクール水着はもう入らないかもしれない。

 

生活だけじゃなくて

教材費や成長していく子供の服なども、

夫が示した、本来の婚姻費用より半分近く少ない金額でやりくりするということ。

 

 

離婚するんだから貧しくなっても仕方ない?

子供に我慢させて悲しい思いをさせても仕方ない?

 

 

そんな理由でもとには戻れない。

しっかり稼ごう、と改めて思った。