子供たちの小学校の学校公開があった。

 

去年も2-3回あって、すべて仕事を休んで見に行った。

だんだん大きくもなると

特別な事はなく、ただ後姿を眺めるだけだったりもするけれど

 

今年は、娘の方は国語の教科書にに乗っている物語のセリフを

ペアになって、みんなの前でお芝居のように読みあう、というのがあって

とてもおもしろかった。

 

1時間しかないので、20分見てから、

移動してもう片方の授業を20分くらい見る。

 

娘は焼きもちやきで甘えん坊なので

授業の前の休み時間に顔をだして

「お兄ちゃんの方、先に見てからくるね。終わったら一緒に帰ろうね」と

声をかける。

 

息子も、私を見て少しだけ嬉しそうに笑った。

娘とは違って、もう授業中に何度も振り返るとか小さく手を振るとか

そんなことはしなくなった。

 

 

今回は土曜だったので

お父さんがきている家もたくさんあった。

 

4人で暮らしていたころの学校は

学校公開は平日で、夫は来たことはない。

仕事の予定が会わないのか、それほど無理に合わせようともしていなかったのかは分からない。

行けなくて残念だとか、代わりに子供に何か声をかけるとか、そういう事も一度もない。

 

 

娘が仲良くしているお友達のお母さんと面識がないので

もしいたら挨拶しようと思っていた。

夏休みにはお泊り会をしたいと子供同士で話していたから。

 

娘は授業が終わると

私にかけよって抱き着いてきた。

 

それを見て、娘のお友達のお母さんが

「〇〇(娘)ちゃんのお母さんですか?」と声をかけてくれた。

 

「あっそうです..」と後ろを振り返ると、

ご主人と、中学生だというお姉ちゃんも一緒にきていた。

 

3人ともがみんな優しそうで、お姉ちゃんも

にこにこ私に挨拶をしてくれた。

 

 

娘と、息子と一緒に下校する。

知らないおうちのお母さん、お父さんもたくさん歩いていた。

 

 

胸がぎゅっとなって

初めて、寂しいと思った。

 

子供の様子を見て一緒に笑いあえて、うらやましかった。

一緒にみんなで帰って、お昼を食べに行ったりするかもしれない。

 

寂しい。

子供のことを話して笑いあえる相手がいなくて。

あのお父さん優しそうだな。

すごく若いパパだな。

あの人は私より年上かな。と、ついつい見てしまう。

 

 

自分で出てきたのだから

寂しいとかつらいとか言ってはいけないと思っていた。

 

 

ねたみとか、ひがみとかとか

そういう感情ではないんだし

寂しいと思うくらいはいいよね、と思おう。

 

 

一緒に家族で仲良く歩いて。

いいなぁ、素敵だなぁと思った。