東京に戻る前に仲良くしてくれていた

元同僚からLINEがあって


私の話しを聞いてみたいという友達がいるとの事で

zoomでお話しをすることになった。


何かいい情報があるわけでもなく、

ただ、私のした事をお話しをするだけ。



私より8つ年下のかわいらしい方だった。

お子さんが小2と年中さんの2人。


モラハラされていて、別居されてると聞いたんですけど、私は旦那がモラハラなのかもわからなくて、と言う。


ハングルや英会話学習にも興味があると言って

いろんな話しをたくさんした。



聞いていて、明らかに自分の心を殺して

我慢し続けていると思った。


「モラハラ」かどうかよりも

もう、嫌なんだから。つらいんだから。

我慢しなくていいのに。



今のわたしは、そう思えるようになった。


一年前までは、自分の置かれている状況もわからず

ただただつらくて、まともに笑う事も出来ず

笑っていても、げっそりと

魂の抜けたような顔で微笑んでいたり

口角だけあげて笑顔を作っているような写真ばかり。



モラハラかどうかのチェックリストをひたすら検索して、当てはまる、当てはまらないを毎日繰り返していた。

必ずしもピタリと当てはまるわけではないから

あんなにひどい毎日でも、

それでも確信が待てなかった。


サイレントモラハラというワードも知った。




「でも、ちゃんと働いてくれていて。

夫は複雑な環境で育ってて。

優しい時もあって。

いつも怒鳴ったりしているわけじゃなくて。

浮気もしてないし。」



話しながら、もう泣いてしまっている。


ほら、つらいじゃん。



うん。分かるよ。

わたしも同じだったから。


でも、だからって奥さんに何したっていいわけじゃない。


私も、怖かったけど何の保証もなかったけど

自分が動いたら、物事が動き出して。

どうにかしようと思ったらどうにかなる。

魔法じゃなくて、どうにかしていくんだよ。


私もまだまだもがいてる途中で、

これからのこと、たくさん考えないといけないんだけど。



本当に、心が壊れちゃったら遅いから。

子供のために我慢するんじゃなくて

子供のためには、ママが楽しくしてるほうがいいんだって。



わたしも涙がポロポロ出てきた。



何でそんなに、

私たちは旦那さんの事かばっちゃうんだろうね、と言って笑いあった。



離婚や別居をすすめてるわけじゃなくて、

モラハラにあてはまるかじゃなくて

自分がつらいかどうか。



おかしいと気づいてしまったら、もう同じような

心を殺す毎日には戻れないよね。

だから、ここからしばらくはつらいかも知れないよ。

私は何をしていても涙が溢れて

日常生活もやっとだったよ。




お互いたくさん泣いて、

また、話そうねと言って終わりにした。



引越した時の荷造りや交通手段、転校のことなど

私の場合はどうしたか、よかった事や

失敗だったことなんかも話した。



みんな、誰にも話せないんだ。

自覚もないんだ。

私と同じような状況ってたくさんあるんだ、と思った。