今日は何も予定がない日曜で
お昼過ぎには娘のお友達がお父さんに車で送ってもらって
アパートに遊びにきていた。
初めてアパートに遊びにきたその子は
「わぁ、アパートでも意外と広い。」
「うちより片付いてて、おしゃれ」
と、褒めてくれて珍しそうにあれこれ見回していた。
東京といっても田舎なので
戸建てに住んでいる子も多く、庭も広かったりするから
アパート住まいが珍しいのかもしれない。
私も一緒にカードゲームをやったり、お絵描きをしながらおしゃべりしたりして
女の子は小学生でも、口が達者でいう事が生意気でかわいくて。
私のいう事にゲラゲラ笑ったり、好きな男の子の話しをしたり
女子会みたいだった。
途中、私はパソコンで少し仕事をしながら
遊んでいる二人の会話をなんとなく聞いていた時
お友達が娘にいろいろ尋ねていた。
「ここに来る前はどこにいたの?」
『〇〇県だよ。生まれたのは◇◇県〇〇市。□□県にもいたことあるんだよ』
「へー。私、引越ししたことないよ。なんで?」
『お父さんのお仕事で』
「アパートの人はみんな知ってる人?」
『うーん、あんまりまだ会ったことない』
その次にお友達が「今はお父さんはいるの?」と言った。
娘は、「いるよ」と強めな口調で即答した。
そう、そうだね、いるよね。
一緒に住んでいないけど、死別したわけでもないし
別の場所にいるんだから、あってるよね。うん、そうだよね。
と、頭の中で考える。
お友達はどうして聞いたんだろう。
何もないのにいきなり「お父さんいるの?」なんて聞くのかな
日曜なのに家にいないから、そう思ったのかな?
行事にきていないからそう思ったのかな?
アパート住まいでお父さんのらしき物もないからそう思ったのかな
今日、自分はお父さんと二人でマックに行ってから車で送ってもらうって
言っていたから、そのくらいお父さんが当たり前に近い存在だもんね
気のせいかもしれないけれど
娘が、かぶるくらいの速さで「いるよ」と答えたのも気になった。
離婚した後、娘はなんてこたえるのだろう。
娘は「離婚しても大丈夫」「名前がかわっても別にいいよ」と言っていたけど
友達からどんな質問をされるかとか
どうしていないのって言われるとか
そこまで想定はしていないだろうから
やっぱり、嫌な思いをすることや
聞かれたことで寂しい思いをすることも出てくるだろう。
夕方には、またお父さんが車で迎えにきてくれるというので
外まで出て行って挨拶をした。
大きなお姉ちゃんもいると言っていたので
お父さんは私より年上に見えたけれど
車をおりて、笑顔でとても感じよく挨拶してくれた。
お父さんが子供を友達の家まで車で送迎してくれるんだ、
車をおりて、きちんと笑顔で挨拶してくれるんだなぁと思うと
夫の、私のママ友への態度が頭をよぎって
また胸が少し苦しくなった。
単純に挨拶をするという普通の対応でさえも、
あのおうちの旦那さんは優しいなぁ
きちんとしてていいなぁ、と思えてしまう。