私達は社内結婚だったので

結婚式にも会社関係の上司、先輩、友人もたくさんきてもらった。

 

 

 

 

場所も職種も全く違ったが、

私は業務上、全国の支店ともつながりがあり

社内のつながりがとても多かった。

 

面識のない人でも、夫がお世話になっている先輩などには

きちんと挨拶したり、

夫にくる年賀状なんかも全部私が作って返していた。

 

 

反対に夫は、私とつながりのある女性の先輩などは全然知らなかったし

お世話になっている方でも興味もないようだった。

 

結婚式では、女性の先輩の一人がリングピローを手作りしてくれて

また別の先輩は、イニシャル入りの白いレースハンカチを贈ってくれて

式の間、手に持っていた。

 

余興では、私の取説を、先輩と後輩がやってくれて

私の事をよくわかっているからこその内容で、大笑いしながら

感動して泣いてしまって、とても嬉しい出し物だった。

 

 

その後、夫は出張で本社に行ってそれらの先輩や後輩に会っても

全く知らない人のように、挨拶もしていないようだった。

 

本社の〇階に行くなら、◇◇さんがいるからね。

リングピロー作ってくれた人だよ。

 

と言っても、返事もしたのかわからないような聞き方をする。

 

結局、先輩から

 

「今日〇〇君(夫)、本社きてたね。挨拶しようとしたけど向こうは気づいてないみたいだったよ」と

言われてしまったりした。

 

 

顔を覚えるとか、確かに難しいかもしれないけど。

前からなんども私の話しにも出ていて

お世話になっている先輩で

ついこの前の結婚式では参列してくれて。

 

披露宴の途中で司会の方から

「式で登場した素敵なリングピローは先輩の〇〇様が手作りしてくださいました」と

サプライズで紹介してもらうと

先輩は驚いてふざけ半分でひな壇にいる私をにらんできた。

 

顔がはっきりわからなくたって

大人なんだから、いる場所がわかっているのなら一言挨拶しに行ったっていいのに。

 

私が入社した時からさんざんお世話になっていると何度も話しているんだから。

 

ママ友にも、まともに挨拶してくれたこともない。

全然しゃべらない人で、、と仕方なく言うけれど

無口なのと、ろくに挨拶もしないのは全然違う。

 

夫の実家に帰省した時に

義母に「私の友達の顔は覚えられないみたい」と冗談ぽく話したことがある。

 

義母は「全く、女を下に見てるんだから。

自分の友達は女性にもすごく優しいのにね。パパと一緒だわ」と言っていた。