子供とのバタバタした生活の中ではあるけれど

調停や結婚生活について考えない時は、落ち着いていて幸せを感じられることが増えた。

 

実家にいるよりはお金はかかるけれど

片付いた部屋で、だれにも邪魔されなくて。

 

子供もそれぞれ遊んでいる間に

私は編み物をしたり英語を勉強したり

たまには3人でゲームをしたり。

 

いつもは別々だけれど

昨日は娘のリクエストで

息子の部屋にマットレスを2枚しいて、3人で眠った。

 

そんな中で、ふと

夫の言葉が頭をよぎる瞬間がちょくちょくある。

 

どれ、というわけではなく

ああ、こんなこと言っていたなぁと突然浮かんでくる。

 

最後に電話した頃

 

「本当に、自分のことだけを被害者だと思ってるんだね」

 

「自分のこと、客観的に見たほうがいいよ」

 

と言われた。

 

 

わたしが被害者かどうか、を考えるより

つらいので一緒にいるのが無理だと思っていた。

 

夫は、まじめに働いているのに妻が勝手なことをして

自分こそが被害者だと思っているのだろう。

 

どちらが被害者でも何でも、一緒にいられるのかどうかのほうが私の中では大きかった。

 

私が加害者なら、それこそ加害者と一緒にいようとするのはやめたらいいのに。

 

 

自分のこと客観的に見たほうがいいと弱ったような口調で言われたとき

そんなふうに思っているんだな、と少し驚いた。

 

夫は自分のことを客観的に見てどう思っているんだろう。

子供のために、妻のために将来のために

まじめに働いているんだよね。

 

自分ひとりで考えている理想の家庭を築くために。

 

 

思い通りにならない時は暴力的で

自分がかかわりたくない部分には無関心で。

 

 

自分を客観的に見たら。

 

もう何者かわからない自分しか残ってなかったよ。

かろうじて、子供たちの存在があって

おかあさんだったけど。