前回、弁護士さんと打ち合わせをしたあと
封筒が届いた。
郵便物などで不便がなければ、アパートの住所は私も聞きません。とのことで
封筒は実家に届いていた。
送り状には
別紙のとおり裁判所に書類を提出しましたと記載があり
申立書と一連の書類の控えがはいっていた。
申立書の事件名は「離婚」とある。
自分の事ではないみたいな気がする。
私たち夫婦や、自分の人生に、こんな事があるとは思っていなかった。
夫の住んでいる地方裁判所。
私は子供もいるし距離があるので、オンラインでの調停を希望という事になっている。
本来はひとりずつ呼ばれて話しをするもので
顔は合わさないとは聞いたけれど、オンラインの場合話している間、その声は聞こえるのかな?
夫の声、言い分。
怒っていても落ち込んでいても穏やかだったとしても。
聞きたくない。
裁判所。事件。
婚姻費用。養育費。面会。
堅苦しい言葉が並んで
はたして私にきちんとやっていけるのか急に不安と焦燥感に襲われた。
書類を写真にとって先輩夫婦に送った。
私の不安とは裏腹に
「きちんと進んでいてよかった」と返事をくれた。
私も、私が友達だったらと思おう。
なんて声をかけるかな。
「前に進んでいるね」
「大丈夫だよ」
「心配なのは当然だよ」
友達がこんな問題の渦中にいたら
きっとそんな風に言うと思う。
自分にも言い聞かせる。
大丈夫。大丈夫。大丈夫。