4人目の弁護士さんは、ベテランの男性だった。
穏やかな口調で、慣れた様子で話しを聞いてくれた。
プロセスは、これまで聞いてきた通りではあるけれど
心配事があるかと聞かれ
「モラハラのはっきりした証拠がない」
「相手も、お前のここが悪い。こっちも
こういうひどい事をされたと言ってくるかもしれない」
と言うようなことを言った。
弁護士さんは
慰謝料を取りたいわけでなければ、モラハラの証拠や、心療内科の診断書などは
それほど重要ではないと言った。
相手が「お前もこうだ」と言ってきたなら
お互いに不満なんだから、もう(婚姻関係を)やめましょう、という事ですよ、と。
なるほど。
今まで何に怯えていたのだろう、と目から鱗だった。
俺が本当に悪かった。改心するからやり直したい。となると
長引く可能性はあります。
ただ、最終的には別居が長くなり、あちらが戻りたくても
もう無理なんですよ、という事で離婚が決まります。
と言ったような事も聞いた。
もし長引いて始めた時から3年と思うと
すぐ別れたいのであれば、始めるのは早い方がいいかもしれないですね。とも。
お財布もひとつだったし
持ち家もないし、そんなに大した財産もない。
慰謝料はいらないから、早く自由になりたいです。と伝えた。
そうだよね。早くChiiさんらしく生きたいですよね。と言ってくれた。