10月1日はTOEICの受験だった。

 

TOEICは会場で受ける場合は日曜日開催なので

ワンオペには普段の勉強時間確保はもちろん、

「受験すること」自体のハードルがかなり高い。

 

初受験した4年前は

夫に頼んで受験したが

下の子(娘 当時5歳)が玄関で「行かないでー」と大泣き。

 

そもそも、英会話を始めたことをよく思っていなかった様子の夫。

頼んだと言っても、快く引き受けてもらったわけではなく

当日の朝、玄関で泣く娘をなだめてくれるでもなく・・・

 

困った私が玄関から部屋をのぞくと

ソファーに寝転んで携帯を見ている夫の姿が。

「(娘を)中に連れて行ってくれるとかさ、何かしてくれないと・・・」と言うと

 

「さっさと行けよ。そこでグダグダして行かないからだろ」と。

 

子供が泣いてるのにTOEICを受けたいなんて、私がおかしいの?

気持ちよく、「見ててあげるから」とは言ってもらえないのか?

 

家の中を片付けて、お昼ご飯も作った。

後ろ髪をひかれる思いで、家をあとにして出かけた。

道中も、テスト中も家のことが気になって気になって。

 

帰りは子供たちにスーパーで苺を買って帰った。

 

最寄り駅から我が家は徒歩20分。

タクシーに乗るか迷ったけれど、速足で歩く。

 

娘と息子は玄関まで飛び出してきて出迎えてくれた。

 

 

友達にそのことを話すと、

「えっ。そもそも駅まで送ってくれたらいいのに」

「帰り、迎え行こうかって言ってくれないの?」と言われる。

 

「向こうから言わなくても、送ってって頼んだらいいじゃん」とも。

 

そんな事、ありえないなぁ。。とぼんやり考える。

私が今から歩いて帰るってLINEしたから、夫だって駅から私が歩いているのはわかっているし

「おまえが勝手に出かけるのに、なんで俺が車出すんだよ」って言われるに決まっている。

 

歩いたほうが気が楽。

 

驚かれたり、ひかれたりするので

友達には滅多に夫とのことは話さないのだけど

うっかり言ってしまったので後悔した。

 

ごめんね、お母さんが出かけてしまって。と、子供に対して思う気持ちと

妻が一人で出かけるのに、駅まで送ってくれる旦那さんがいるんだ。と思う驚きと孤独感。

 

いいんだ、私はこれで。と溢れそうになる涙をこらえるのが癖になっていた。