辛いながらも
お葬式が終わり、二週間ほどたったころある銀行の人が来て
早く保険金を請求して借金を返すようにと言ってきました。
私の職場まで「まだ保険金は請求してないんでしょうか?」と電話がかかってきました。
借りたお金は返さないとなければいけませんが、四十九日も終わってないのです。
病気で亡くなったのではないのだから少しは察してもらいたいと思いました。
当然、消費者金融からもかかってきます。四十九日が終わるまでまってくださいと
いうとそれまでは一切かかってきませんでした。
ある消費者金融は父が亡くなった月に振り込んだお金は返しますのでというところもありました。
借金の理由は・・・。父は自営で物作りをしていました。
注文がきてから一人で作っていました。どんどん注文がくるわけではありません。
注文がはいっても先に材料を仕入れなければいけないので資金繰りに困り、最初は銀行
そのうち消費者金融に手を出し、借金を払うための借金となっていきました。
私もいくつか保証人になりました。夜に若い子が大金を持って契約にきます。
今、考えるとぞっとします。
母も私も弟も弱りきっていましたが、どうやって返していくかを考えなければいけません。
土日の度に知り合いの税理士さんと話し合いどうやって返していくか・・・。
弁護士さんにも相談しました。やはり弁護士さんは自己破産しかないと言います。
まず、私たちがしたことは家庭裁判所で相続放棄をしました。
そして私は自己破産・・・。私の場合は保証人がほとんどでしたが、相続放棄をしても保証人はまぬがれません。
支払いをだいたい済ませましたが、全部支払えたわけではありません。
母が消費者金融から借りているのもあり毎月、本当に大変でした。母がある多重債務の相談を聞いてくれるところにいったところ「娘に自己破産させてあなたは何をしているんですか?」と言われ今まで保証人に迷惑をかける
からとできなかったけど自分もしなければと決心したそうです。
ようやく落ち着いたのが父が亡くなってから一年がたっていました。ここまでくるのに本当に大変で
文章にはなかなかできません。悲しむ間もありませんでした。必死でした。
あれから四年が過ぎました。生活は大変ですが父が亡くなったことを思えば何も怖くはありません。
友達に不思議な力を持っている子がいてその子によるといつも私のそばには父がいてくれるそうです。
自分でも車を運転いているときに後ろに父の気配がしたり、なんとなく私を呼ぶ声が聞こえるときが
あるような気がします。
そんなときはあ~心配してるんだなあと・・・。ちゃんと生きていかないといけないなあって思います。