お母さんの話を。
13年前の8時過ぎたぐらいです。その時を未だに思い出すのです。9/12という日は多分必ずでしょう。
あの頃、学校から帰ると自宅から4、50分程離れた母親の入院する病院へ毎日お見舞いに連れて行ってもらっていました。
家族がそうしてくれました。
もっとも最期は癌細胞が脳内奥深くに転移して母親の意識は無かったのですが。
あの日は容態も落ち着いていたのでじゃあ一端帰ろうかということになりました。
自宅について少しして病院に残っていた兄から電話が入りました。
「急変してもうダメだ」と。
妹が隣で「お母さんあと3分の命だって」と泣いて取り乱していたのを覚えています。
私は「騒いだってしょうがない」と強く言ったと思います。
あの時の冷静さはどこからきたのか未だに分からない。
私には母親が亡くなる1週間前に父親から「お母さんはもうダメじゃけん頑張ろうな」と言われた時の方が辛かった。母親は強い人だったという記憶の残り方をしています。
気も強かったが芯も太くて何事にも屈さないようなそんな人だったと思っています。
何よりもう助からないということを家族の誰よりも早く知っていたし、ぎりぎりまで家族の誰にも話さなかったそうだ。
私はガンだと告知を受けた時真っ先に母親を思った。
私と母親じゃ年も状況も違うけれどどんなことを思っていたんだろうと。
残していくには惜しいものもたくさんあったのではないかとか。
したいことや会いたい人がいたかとか。
自分が死んでいくことをどう思っていたかとか。
死ぬとは一体どういものなんだろうかとか。
色んなこと考えただろう。