春一番が吹く前に


みんニャ、ひなたぼっこ

月「どうしたの?」

も「ご飯食べてたらシバかれたニャ」
月「え?」

チ「あたちニャにもしてニャいわよ」
『……ちょっとやり過ぎたかちら』

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昨日の午後、春一番が吹いた。
午前中は風もなく暖かい、小春日和だった。
朝、玄関ドアを開けると、すぐに月ちゃんとチビがやって来る。
月ちゃんはちゃーちゃんの残したご飯待ち。
チビは珍しく家の中に入って来た。
前回は不安そうにしていたが、今回は堂々とあちこち探索している。少し慣れたようだ。
遅れてもっさんがご飯を食べにやって来る。
側にいたチビが、いきなりもっさんに猫パンチ。久々にしばかれたもっさんは、ちょっとシュンとなった。
月ちゃんが「どうしたの?」と間に入ると、チビは『シン・猫ちゃんハウス』に逃げ込んだ。
「あたち、ニャにもしてニャいわよ」という顔だ。いや、ちょっと反省してる……?
月ちゃんに慰められたもっさんは、気を取り直してご飯を食べ始めた。
食後、暖かいので月ちゃん、チビは車の横でひなたぼっこ。月ちゃんはゴロンと横になり、チビは足を上げて毛づくろい。気持ち良さそうだ。
ちゃーちゃんも畑の手前でのんびりしていた。
春一番が吹く前の、束の間の穏やかな時間。