三代目チェック

「なんか臭うわね〜」

「安心して眠れるわ〜」
いや、その格好は
女の子としてどうなの?

「玄関ハウスは安全ニャ」

「お膝に乗れないから、ここで」
それは私のバッグ……

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物凄く寒い。昨夜もちゃーちゃんは玄関ハウスにお泊りした。ちゃんと寝る前にトイレを済ませてからハウスに入る。慣れたものだ。
月ちゃんとチビは別宅でぎゅうぎゅう詰め、もっさんは秘密基地で寝ていた。
食後、ちゃーちゃんは又一眠り。
お日様が登って来たら、ひなたぼっこしに外へ出た。
玄関ハウスにちゃーちゃんが泊まるようになって、三代目のチェックがより一層厳しくなった。
夏場の丸見えだった簡易ベッドとは違い、玄関ハウスは出入口が小さくて中が見えない。
安全の為、廊下に伸縮性ラティスを置き、三代目が玄関に行かないようにした。
ちゃーちゃんが寝床で寝ている時、三代目がラティスをこじ開けて玄関に行った事がある。
だが、ちゃーちゃんは寝床で丸くなっていたので外からは見えない。
三代目の鼻はいいが、常に猫の臭いがしているので、良く分からないようだ。
今日の昼間、ちゃーちゃんがひなたぼっこに行って玄関には誰もいなかった。
勿論ちいきーずがいない時は仕切りはしていない。
三代目は玄関に行き、あちこち嗅ぎまくって入念にチェック。
「誰もいないよ」と私が言うと、部屋に戻り安心したように炬燵布団の上で寝始めた。
物凄い格好だ。その姿を見て少し反省。かなり我慢させているのかもしれない。もっと三代目とスキンシップしよう。