風食の幽谷を探索していると、どこからか歌声が聞こえてきました
こんなところに人が…?
音の源を辿っていくと、
酔っ払いがモンスターに紛れて踊っているのを発見
モンスターを倒し、謎の男に駆け寄ります
水を3本渡すと、アーサーは一気に全部を飲み干しました
彼は自分がどうやってここに来たのか、
頭の中が真っ白で検討がつかないと言います
まだ酔っているのかな?
幸いにも彼は
「シュイナード教授」という人物から地図をもらっていて、そこに帰り道が記されていました
アーサーは私のことを友達と呼び
自分が住む村に一緒に来るよう言いました
シュイナード教授もきっと歓迎する!と。
彼のことが心配なのと、少しの好奇心があり
着いて行ってみることにしました
少し歩くと、大きな岩にロックがついている場所に辿り着きました
手を震わせながらロックの解除に手こずるアーサーを見かねて
代わりに私がやってあげました
ドアが開くとそこには、初めて見る村がありました
目の前に男性が立っています
彼の名は、コン・シュイナード。
アーサーが「教授」と呼ぶ人物です
コンの口ぶりから察するに、私はあまり歓迎されてはいないようです……
アーサーを送り届けるのを待つ間
少し周りを見てみようと1歩踏み出すと
突然痛みを感じ
私はそのまま気を失ってしまいました
目が覚めると、さっきと同じ場所で
コンの隣に女性がいます
ジェシカは、兄がこの村にあまりよそ者をとどまらせたくないと思っていることを説明しました
「WNS患者は暴走しやすいから……」。
WNS
Dr.ジェシカは丁寧に教えてくれました
WNS患者とは、リバティー戦争以降、
現実を拒絶し、心を閉ざして過去に生きている人たちのこと。とても重い精神疾患である、と。
それを聞いたコンは声を荒げました
が、すぐに冷静さを取り戻し
「確かに精神疾患だ……私にも、軽い症状が表れている。」
と続けました
ジェシカ曰く、
コンのWNS症状はどんどん酷くなっていて、感情も不安定で幻覚を見ることも。
兄のことは自分で治すと決めているようです
ジェシカの言葉に幾度となく噛み付くコンの様子が伺えました。
彼女は多くの人にこの病気のことを知ってもらう必要があると考えていました
私にも、少しこの村に残って
患者を直接確かめてほしいと言います
興味が湧いてきた私は、他の人たちのところに行ってみることにしました。
何か手伝えることもあるかもしれない。
広場の中央に置かれた作業台に目をやると
コンの日記と、彼の書籍「天才と狂人」、
そして電子カルテがありました
▼コンの日記
ジェシカのカルテによると、このフロル村には4人のWNS患者がいるようでした
実際に会いに行ってみることにします
最初に出会ったデイブは、リバティー戦争に参加していた陸軍大尉。
敗戦後、家族を失った事実を受け入れられず、いまだに戦争中だと思い込んでいます。
会話中一時的に正気を取り戻し、現実に戻ってきましたが
その苦しみを受け入れられず、また幻想の世界へと入って行ってしまいました
2人目のシシリアは釣りが趣味の海洋生物学者でしたが
戦後、海洋生物の変異と死亡が相次ぎ
大好きだったその学問自体が廃止されてしまいました。
彼女はただひたすらに、自分が好きだった釣りに没頭しているようでした
3人目、植物学者だったビルは両脚の障害以降、自分のことを植物だと思い込み
自分で身の回りのことができなくなりました
自分を忘れているということで、重度に分類されるようです
そして4人目はアーサーでした。
彼は戦争で友を失ったことを受け入れられず、
自分の周りに大勢の友達がいる幻想を描いている
と記録されていました。
そこには気を失っているデイブの姿。
ナイスだよ、アーサーw
しばらくしてデイブが目を覚ましました
謝りながら状況を説明する彼を見ると
どうやら今は正気なようです
PTSDみたいなかんじですね
コンはジェシカに
正気に戻っているときのデイブの「暴走」がどんどん酷くなっていることを訴えます。
これでは治療するほど悪化する一方だ、と。
ジェシカも、デイブの症状が好転し始めていることを説明しますが
当のデイブはやはり苦しそうです
その様子を目の当たりにしたジェシカは、彼の治療プランを考え直すことにしました。
このままコンとジェシカが言い争っていては埒が明きません
私は第三者の目線からの意見を伸べ、2人に一歩引いてもう一度考えるよう提案すると、
兄妹は同意してくれました
その間私はフロル村をブラブラ
あっちへ行ったり、そっちへ行ったり
また戻ってみたり
中を30周ほどしたあと、2人がやってきました
コンもジェシカも、自身の考えを反省したみたい
そしてコンは
ジェシカの治療に協力することを宣言しました
それから、自分が回復した暁には、途中で辞めてしまった「戦前の世界」の執筆をすることも約束しました
ジェシカも、医師として第一に患者の気持ちを優先し
協力的な場合に治療を進めることにしました
インフォームド・コンセントってやつですね
フロル村をあとにします
大きな岩を辿り、入ってきた山の壁に着くと、アーサーが待っていました
どうやらアーサーは正気に戻っているようです
モンスターから助けたこと、家まで送り届けたことのお礼をしてくれました
これからは、「真の友達」を探してみると言います
アーサーは
「当然だろ!きっとまた会えるから、待っててよ!」
と言ってくれました
約束だよ、コン!アーサー!
追記