◇◆『Box!』のこと
『Box!』を読み終えて、このままそのままを映画にしてほしいものだと思ってしまった…。
そんなの無理なのはわかってるわ~。
高校教師・耀子の視点と気弱な男子高校生・木樽の視点で書かれた『Box!』は、天才的な高校生ボクサー・鏑矢を見つめ続ける。
耀子も木樽も語り手として感情を吐露し揺れ動くが、鏑矢にはそういったものがなく、終始二人から見た「鏑矢」の今が見えているだけなのだけれど、この「一歩引いた感」がいい。
市原隼人さんが演じる役というのがこの鏑矢で、読みながら鏑矢だけはいきいきと市原さんで脳内映像化されてしまった。
それだからよけいに鏑矢の直接的な感情が一切表れていない原作を、そのまま映画にしてほしいと思ってしまう。
「オレは」とか「自分が」と語らせず、引いてその姿を追い続ける。
耀子にとっても木樽にとっても手の届かない鏑矢のカリスマ性とそれに反してアホなことを言って周囲を笑わせているやんちゃ少年の一面を、じっと引いて憧憬の眼差しで見つめ続ける。
魅せ続けることで見えてくる鏑矢の深さや優しさ、寂しさそして強さをスクリーンいっぱいに表現してほしい。
鏑矢に、語らせたりしないでほしい。
鏑矢の一人称映画にだけはなってませんように。
撮影がどの程度進んでいるのか、どういったキャスティングなのか、そういう情報を入れないようにしてます。
気にはなるけど。
耀子役は誰なのかしら。
黒木メイサさん、じゃ若すぎるし気が強そうで違うなぁ。
香椎由宇さん、は美人過ぎるけど年格好はいい感じ。
堀北真希さん、がもうちょっと年上ならハマりそう。
…まぁいいわ。
木樽役はチラリとお名前を見かけてしまった。
でも顔がイメージできてないわ~。
きっと素敵な役者さんに違いない。
沢木監督はなぜか金田明夫さんのイメージ。
勝手にイメージ、すみませんね、金田さん。かっこよくてつい。
稲村はまったくイメージできず。
モンスターといわれるほどの超高校級ボクサーなんて、いったいどなたが。
丸野マネージャーは森三中の村上さんを若返らせてください。
鍵谷…ごめんにょ~カレしかいないわ~。
なんてことをつらつらと考えてほくそ笑んでおります。
アホです。