◆愛を押しつけない
お母さんが娘を8年間も監禁していたというニュース。
見ましたか?
娘さんは今19才だそうです。
思春期のいちばん多感なこの時期に自宅から出ることを
許されず、人と会うことも許されず、ただじっと部屋の中で
だけ過ごす生活をしていたんですね。
歪んだ母親の愛情は、もはや愛ではありません。
歪んだ愛情を注がれたところで、母を愛することなど
できません。
人の愛し方も、人から愛されることも、忘れてしまっている
かもしれません。
それでも。
子を愛する気持ち、子を想う気持ち、子を離したくない気持ちが
理解できてしまうのもまた事実です。
これを読んで下さっている、子を持つ親のみなさん。
朝、いってきますと元気よく家を出ていく子供の後ろ姿が
とても小さく見えて不安な気持ちになることはありませんか。
通勤時間だからと平気で制限速度をオーバーした車が
子供の脇をぬけていくのに恐ろしさを感じたこと、ありますよね。
無事に学校から帰るまで、気が気でないこともあったはず。
これらはすべて子を想う親の愛ゆえです。
その想いが、強すぎたんですね。
この愛情のさじ加減を間違えないように、多すぎず少なすぎず
それでも想いは目一杯、独り立ちするその日まで注いでいこうと
改めて思ったニュースでした。
愛を押しつけないこと。
愛のお返しを求めないこと。
娘さんとその母親が、いつか笑って再会できる日が来ますように。