「じぶん・この不思議な存在」

   鷲田清一  著  講談社現代新書



Calm times
珍しく難しそうな本に

挑戦してみました。

というのも


鷲田清一


というのは,

息子がお世話に

なっている大坂大学の

前総長なのです。

どのような文章を

書かれているのか

一度は読んでみたい

と思っていました。


さすが,

哲学・倫理学専攻だけあって

奥深い内容でした。


特に心に残った言葉は,

「他者の他者」




わたしはいつも「わたし」であるわけではない。

一日のなかでも,わたしはより強く

「わたし」であったり,

ほとんど「わたし」でなくなったりする。

それはわたしが,もともと他者との関係の中でしか

「わたし」とならないからだ。


時々ふっと「わたしさがし」をしている自分があります。

他者との関わりの中で「わたし」を見失っている・・・

と,思っていましたが,

「わたし」そのものが他者にとっての他者の一人であり,

自分の中に「わたし」の答えを見つけるこは難しいようです。


書いてる私自身まだよく分かってないかも・・・苦笑


  (ちい)