私流お風呂場の掃除

          〜カビの発生に苦労していらっしゃる方に・・・〜

 私のお風呂場掃除の仕方はかなり変わっています。『こんなの続けられない!』と反感を買いそうですが、敢えて『でも、絶対綺麗に保てるよ。』と思っているので、ちょっと試して頂くのも良いかな?と思っております。私の方法は、風呂場の換気扇や温風乾燥の為の電気代の節約も出来る方法です。ただ、私の様な一人暮らし向きの方法である事はご承知おき下さい。

 昨今、『お風呂場掃除の後に水で冷やすとカビが生えない。』とおっしゃる生活アドバイザーの方がテレビでその事を紹介していらっしゃいました。それ本当!です。水は残っていればカビの発生の原因になります。これから暑くなり、ジメジメした季節になれば洗い流しに掛けた水も温かくなり、カビが発生します。カビの一番の予防策は、乾燥と風通しです。

 カビ予防の第一のポイントは、通気です。どの方もついつい風呂場と脱衣所の境の扉を閉じていませんか?一戸建てであれば窓が設置されている風呂場が殆どだと思いますが、マンションやアパートは無いのが普通です。脱衣所兼洗面所の入り口のドアー、脱衣所と風呂場の間のドアー共に閉じている事は多くないですか?私は、入浴時以外は全て開放しています。通気と乾燥の為です。ドアーは、訪問者があった時だけ閉じれば良いのです。

 第二のポイントは、水を拭き取ってしまう事です。乾燥していれば、カビは生えません。入浴後に先ずはスクレーパーを使用し、あらかたの水を排除します。私は、雨の日でも室内干しをして洗濯はほぼ毎日しているので、洗うタオルが数枚出ます。それを風呂場拭きに使います。『タオルで壁や床を拭くの?』ってゾーッとした方もいらっしゃいますか?でも、拭いた直後に洗濯が始まり、拭いた状態で長く置かれる事はないので、余り気にせずやっています。ホテルのシャワールームも濡れていることはありませんよね?ホテルでは、前日の宿泊者の方が使われたバスマット・バスタオル等を使用して水を拭き取ります。拭くのに使った物はランドリー室に直行です。そのやり方にヒントを得ました。もしそれが気になるなら、他で使う雑巾とは分けて風呂拭き用タオルを用意して、拭いた後吊るし乾燥すれば翌日には乾燥しています。私の様な一人暮らしであれば、入浴後にすぐ拭き掃除にかかれるので、風呂場が濡れた状態で長い時間放置される事はありません。排水溝だけは、拭き掃除しないのですが、そこは1週間に一度カビキラーなるものを使用し、ブラシで擦ってカビが生えない様にしています。それ位の頻度でも滑りやカビの発生は起こしていない様です。拭き掃除後は、ドアーの開放で更なる乾燥を追加します。ドアーの解放で風呂場の室温も湿気も低下させる事が出来ます。今の家には1年以上住んでいますが、拭き掃除をするとシャワーヘッドや蛇口などの金属部分のカルキによる曇りも無く、未だピカピカ。床も裸足でも濡れて不自由する事はありません。

 第三のポイントは、風呂場に何も置かない事です。シャンプーボトル・ボデイーソープボトル・石鹸箱・体洗いタオルを放置している方は多いのではないでしょうか?私は、入浴が終わると全て撤退します。置いてある物の下にカビが生えるからです。ボトルなども拭いて棚に収納していれば、カビは生えません。風呂場の風通しもどこにも澱みを作りません。

 これらをする事で、風呂場の大掃除はした事がありません。毎日にちょこっと時間を作るか、徹底して定期的お大掃除をするか、悩む所ではあると思いますが、前者なら少しずつ汚れて来ている風呂場で入浴する事は避けられます。

 最後に、体洗いタオルを風呂場に放置するのは、止められることをお勧めします。洗濯し、日干しし、毎日綺麗な物で洗った方が、皮膚病の予防になります。風呂場に放置して使い続ける体洗いのタオルは、石鹸カスなどで菌が増殖し易く、皮膚病の原因となる事が医学的にも証明され、発表されています。