◎覇道ナクシテ、泰平ヲミル 終演!◎ | ちーちゃん オフィシャルブログ「ちーちゃんの魔法の部屋」Powered by Ameba

◎覇道ナクシテ、泰平ヲミル 終演!◎


Blog更新、たいへんお久しぶりでございます。オッドエンタテインメントの持田千妃来です!笑


さて、遅くなってしまいましたが‥


劇団ZTONさん
京都→東京遠征公演01『覇道ナクシテ、泰平ヲミル【偽蝕劉曹編】』
9/22〜25@花まる学習会王子小劇場
全8ステージ無事終演しました!!


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今回私が演じた役は劉弁。


素敵な中国衣装を纏いました!

(一部ね、歴代の弁と衣装の着方が違うことに舞台終わってから気付いたもので恥ずかしい‥‥腰帯の白紐ね、蝶々結びしてるの私だけだったのよ笑)

そしてこれは気付いてくれる人が少なかったけど‥前髪はぱっつんのウィッグです。初ウィッグなのです✨笑

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少帝ということで守ってもらう側の立場‥人の手を取り、人に抱きつき、人に泣きつき、人に縋る芝居云々‥‥それら全てはおそらく今回が初めてで。自分が死んだ後に人に抱えられてハケるのも今回が初。

( 大楽公演が1番綺麗に死ねた!そして抱えてくれる曹操もこの時が1番良かったと私は感じた。)

長いことお芝居やっててもこういう役とはなかなか巡り合えないと思うんだよね。貴重な体験をさせてもらっちゃって嬉しいですよ。ふふふですよ((


幼いながらも帝として人の上に立たなければならない苦悩・高貴な身分としての凜とした強さを持ちつつ1人の少女としての弱さ・純白さをも持ち合わせる。非常に難しい役どころでした。



賊として野に下っていた劉備に初めて会った時、荒々しい無礼な真似をされた。それでも同じ血縁の者だと、共に國を立て直さなくてはならないと炎龍に明かされ行動を共にする。父が亡くなったと聞き、泣き崩れる劉弁を優しく包み込み兄のように微笑み照らしてくれる温かさ、常に傍にいて弱い弁を支えてくれた。そんな劉備の態度が一変し、自分が王となる野望のために弁を殺そうとする。ずっと騙されてきたのだと、裏切られたのだと炎龍に明かされても、それは弁にとって信じがたいこと。あの優しい劉備を信じていたかった。最後の最後まで劉備を信じ、想い、劉備のために曹操が振りかざす刃の前に飛び出し、斬られて死んでしまう弁。

(↑この時、斬られて倒れる弁を瞬時に劉備が受け止め、ハッとした顔で見つめてくれていた。劉備を信じ、そして好いている弁にとってそれは光だった。が、それは一時の光。弱々しく差し伸ばした手を劉備は不敵に笑いながら払い、そして投げ飛ばされそのまま息を引き取る‥‥自分が演じていてもすごく悲しいことだった。ずっと傍にいて導き支えてくれていた炎龍も、弁が死んでしまえばすぐふっと居なくなってしまうのも。。炎龍の去る時に弁は死んでるからあれだけど笑。)



台本を読んで、弁の一途さ、素直で真っ直ぐなところに私は惚れました。


曹操だってね、親族を亡くした辛さを分かち合いました。命をかけて守ると、ずっと傍に仕えると言ってくれていた。いつも味方をし支えてくれた。弁の思ってる不安を全て解消しますと言ってくれて‥‥それはそれは自然と涙が込み上がってしまった。とても嬉しかった。私の演じた弁は、曹操にも心が揺らいだのです。


それでも、どちらと言われたらやっぱり劉備の元へしかいけない劉弁。哀しくもあり、素敵だと思った。そんな劉弁を演じることが出来て私は幸せでした。



あと、私はここ数年ずっとガールズ演劇カンパニーであるアリスインプロジェクトさんで芝居をしていたので、こうしてまた外へ出て別の団体さんと芝居ができたことが嬉しかった。


誰も知っている人がいない現場に入るのは極度の人見知りな私にとって少々苦ではあるのですが笑


やっぱり色んなとこで芝居をするのは大切なことだなと、今回すごく実感!

同じところでお芝居をしてると変な満足感を覚えてしまってまだまだできるであろうに知らず知らずの内に自分の力を制限してしまっていた。

そう、今回劇団ZTONさんと覇道泰平でご一緒するゲストさんとお芝居をしたことで様々な発見ができたんです。


まず稽古初日に感じたこと‥それはキャスト皆さんの肺活量が何とまぁハンパない!!あとね、台詞の回し方が上手いのなんのって。

そして台本にない言葉が結構飛び交っていたけど綺麗にまとまってしまう。面白いのはもちろん、それでもしっかり芝居が自然と成立してしまっているから素晴らしい。そこまで面白くかつ自由に芝居を、アドリブをもかませられる集団‥尊敬です、自分にはないものを沢山もっていらっしゃる笑


『私このままじゃ駄目だ。もっともっと頑張らないといけない!』


と稽古初日から痛感させられました‥本当に本当に凄い集団様であります。

名役者様方に囲まれて芝居ができて沢山の刺激を受け、なお素敵な方々と共に1つの舞台を作り上げることができたこと、それしてそれを沢山のお客様に観ていただけたこと、最高に幸せです。


劇団ZTONさんは関西の劇団さんなのでね、関西組に関東組が遅れて稽古に参加する形でした。

それで、私を含む関東組は実は稽古期間が10日間程しかなく、私は役どころも初めての試みだったので不安も沢山ありましたが‥その分沢山自分の役や今回の覇道泰平の世界観(三国志・古代中国・漢王朝)と向き合うことができました。


もともと三国志については名前を少し知っているくらいで詳しいわけでもなく、見慣れない言葉や難しい漢字がいっぱいでスラスラ読めなかったりと‥稽古初日の段階でそういった苦労もありました笑


キャストの皆さんが優しく、温かく私を支えてくれました。稽古も本番でも沢山笑わさせていただきました。
そして私は今までにない役柄を演じさせてもらって良い経験になったし、何よりとても勉強になりました!



因みに劇中での私のお気に入りは龍の舞から始まるオープニングのACT。

他にも、皆さんのパワフルかつ素早い殺陣には惚れ惚れでしたし、挙げきれない程たくさんあるのです。もう全部が全部お気に入りで大好きなのです。


あ、今回私の殺陣は1シーンだけでしたが初めて槍を扱ったのです!


次はぜひ、ZTONさんとバシバシ戦えたら良いな。それまでに殺陣磨いておかなきゃですね‥まずあのスピードに追いつける自信がない笑


はい。舞台終わってからも劇中に流れた音楽たち、キャスト皆さんの声が頭の中をぐるぐるとしています。

今日も1日、
主にACTの曲がぐるぐると。



もうほんとに、、

座組一丸となって沢山作品と向き合えたからこそ、そして温かく応援してくださったお客様がいてくれたからこそ非常に心に残る作品になりました✨

そんな素敵な作品と、素敵な皆さんと出会えて良かった。
劉弁としてあの世界を生きることができて良かった。
劉弁として、はたまた別の役で、またあの世界を生きることができたら‥



今回関わった皆さんは関西の方が多いのでなかなかまたご一緒できる機会が巡らないのかと思うと寂しいですが‥
今よりもっと力をつけて、今より成長した姿でまた皆さんと再会できるよう今後も日々邁進し続けていこうと思います✨


一期一会な出逢いに。
ありがとう。


そして何より、観てくださるお客様あってこその舞台であります。


『覇道ナクシテ、泰平ヲミル』東京公演に関わってくださった皆様、

本当にありがとうございました!



劇団ZTONさん、
またいつでも東京にいらしてくださいね!!また一緒にお芝居できる日を楽しみにしています!


私は、皆がだいすきです。
ありがとう!!!


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ということで‥‥

ここまで読んでくださった皆さんありがとうございます!!!


長くて読みづらくてごめんね。書きたいことを思うままに書いてたら何かまとまらなくなっちゃった💦

けど、この熱い気持ちを書き残しておきたかった。皆さんにありがとうと伝えたかった!


Twitterの方にもまだまだ覇道泰平の写真を載せていきたいと思うのでチェックお願いします ♪



それではまた!

これからも上目指して頑張るぞー!



またBlog更新しますね✨
‥‥多分。笑



持田 千妃来